2008年11月25日

TVでホムスタ

11月23日 夜、自宅にて

高尾から青山経由で帰宅後、録画しておいた東京の試合を観る。

fctokyo08112302.jpg内容は明らかに負けていたけれど、よく同点まで持ち込めたと思う。その意地の部分は評価できる。でもこの引き分けで優勝争いから脱落したのだから、残念といえば残念だ。とはいえ、この32節まではらはらできたのはよかった。あとは、ACL出場という目標に切り替え、別のはらはらができればと思う。

で、梶山。彼は判断力を成熟させる必要がある。自分でなんとかしたい、という気持ちはわかるけれど、それが完全に裏目にでてしまっている。だから、もっと球離れをよくして周囲をつかうとか、あえてオトリになるとか、ほかにもっとよいやり方はあると思う。彼の場合、今回の失点のきっかけは高い位置でのボールロストだったけれど、それ以外にも低い位置でボールをこねくり回しているうちに奪われてしまうケースも目立つし、ここの判断を改善しなければ組織が停滞してしまう。連動性、流動性が失われてしまうのだ。あと、次節の平山はベンチスタートでいいだろう。そもそも、CFは得点が期待できなければ駄目だと思う。

とにかく、新潟戦は前向きにがつんといきたい。
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2008年11月24日

高尾

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11月23日(日) 晴れ

三連休の中日は高尾山へ。これで高尾は2度目なのだけれど、単にビールを飲みにいった前回と違って、山そのものが目的である今回は、高尾山口から山頂まですべて歩いて登り切った。

片道、1時間弱くらいはかかったのだろうか。登りは序盤から続く急勾配で少し息が切れたが、20分ほどかけてそこを乗り切ると坂はやや緩やかになり、以降、わいわいとハイキング気分を満喫することができた。今回のメンバーは、僕と僕の友人、それに彼女の友人カップルとその同僚で、アメリカ人(NY)2名、アフリカ人(ケニア)1名を含む計7名のやや大所帯である。僕の友人以外の人たちとはこれが初対面、あるいは二回目とつきあいは薄い。

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今回の主な目的は、いちおう紅葉見物だったのだけれども、木の葉はまだそれほど色気づいてなかった。来週末、あるいは再来週あたりが旬なのかもしれない。途中、去年みた洞窟のところにみんなと行き、洞窟に入り、銭を洗った。

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山頂。到着した頃はもう日暮れ時で、やや肌寒く、甘酒がうまく感じられた。遠くを見やると西の果てには富士。やっぱり稜線がきれいだなと思った。

*****

外国人からの質問

・地蔵の頭巾や前掛けはなぜ赤いの?
・狛犬ってなに?なぜ一方の口は開いてて一方は閉じてるの?

*****

日米の会話の中で、「カクニンシテクダサイ」「チャント、チョウサシテクダサイ」などと、アメリカの男が片言の日本語でげらげら笑っている。聞くと、会議のときによくつかわれる日本語らしい。なるほど、いかにもな日本語だなあと思って一緒に笑った。

下山するときにはもう日が暮れていて、真夜中のような闇の中を歩かなければならなかった。途中、怪我をして担架で運ばれる人もいたり、やっぱり山はそれなりに危険なところなのだなあ、と再認識。でも機会があればまた登ってみたい。
posted by Ken-U at 17:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

「Tai Rei Tei Rio」 永遠と一瞬の交差

高木正勝 『タイ・レイ・タイ・リオ』 (めぐろパーシモンホール・大ホール)

タイトルの意味は、「波のように大きく振れ、小さく振れ」

tai_rei_tei_rio.jpg初めての体験だった。気持ちは昂ってくるのだけれど、ロックやファンク、あるいはクラブ・ミュージックを浴びるときのように、それがからだの外へ向かうのではなく、内側にとどまり続ける。その空間には高木正勝の音楽と映像だけがあり、そこに立ち会う観客はいたって静かなのだけれども、かといって舞台と客席が乖離しているわけではなく、音楽と映像を唯一の媒介としてホール全体はひとつながりであった。あらためて舞台をみると、つかわれている楽器に統一性はない。が、そこから湧きあがってくる音楽には不思議な全体性が感じられる。そしてその波動は、同調する映像をも巻き込み不思議なグルーヴを生み出して、客席をのみ込み、さらに大きな波動となって私の心をふるわすのだ。

感激した。最後の最後までずっと静かに観ていたのだけれど、途中、涙と拍手の衝動に襲われ、どうしようかと思った。不思議な心持ちだった。人は、感激するとどうして拍手したくなるのだろう。などと、答えの出ない問いを心の中で繰り返したりしながらどうにか最後まで正気を保った。特別な時間はゆったりと流れているようで、ふと気づくと瞬時に過ぎ去っている。そこでは永遠と一瞬が交差している。

アンコールの最後、高木正勝のMCがあったのだけれど、彼は喘ぐばかりでなにも言葉にすることができなかった。息も絶え絶えに、もう真っ白です、と言うしかなかった。たぶんこのコンサートは、彼やほかの演者にとって最高の作品に仕上がったに違いない。もちろん、僕にとっても最高のひとときだった。いま振り返ってみても、あのときが奇跡のように思える。
posted by Ken-U at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像・音楽(高木正勝) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

Liga Espanola + Premier League

最近、TVでサッカーを観ていると居眠りすることが多い。

リーガ・エスパニョーラ 第11節

レクレアティボ vs バルセロナ

barcelona08111608.jpgこの試合、録画再生を始めたところでウトウトしてしまい、気づいたら試合が終わっていた。なので、ベッドから出て冷たい水を一杯飲んで、それからハーフタイムまでいったん戻り、あらためて後半を観なおした。

引いてガチガチに守る相手の牙城をサインプレーがらみのFKで突き崩し、蹂躙、その結果、楽勝。試合運びもうまく、得点もいい時間帯に決まり、文句のつけようのない試合内容でバルサが勝利を得た。がしかし、不思議とこれが物足りないのだ。というのもやっぱり、サッカーの醍醐味とは、拮抗した試合展開と、その拮抗の破綻、つまりある種の対称性の破れとその際に噴き出す歓喜の爆発であり、この試合のように、強者が弱者を支配する過程を見守るのはちょっと退屈に感じる。

試合日程をみると、今月末に対セビリア、以降、対ヴァレンシア、R.マドリー、ビジャレアルと好カードが続く。つまり、月末から第二幕が始まるのだ。

*****

イングランド・プレミアリーグ 第13節

M.ユナイテッド vs ストーク・シティ

アーセナルをあれだけ苦しめたのだから、またやってくれるかもしれない。と、へんな期待をして試合に臨んだのだけれども、駄目だった。好調ユナイテッドがストークのあのいびつな体育会系(?)サッカーをものともしなかったのである。というか、例のスーパー・ロングスローがまったく利かなかった。なんでも、オールド・トラフォードのピッチの幅は広めなのだそうだ。

***

アーセナル vs アストン・ヴィラ

アストン・ヴィラがうまい試合運びをみせた。オニール監督は選手たちをよくオーガナイズしたと思う。とくに、ベントナー、セスクの位置を徹底的に潰し、アーセナルの魅力、威力を半減、あるいはそれ以下に抑えることができていた。アーセナルは、いまの選手層では勝ち続けるのが難しいかもしれない。引き出しが不足している。あと、セスクの位置が低い。これはやっぱりフラミニ不在の影響なのだろう。フラミニがチームに戻ることはもうないので、なにか別のアクセントが欲しいところ。繰り返しになるけれども、ロシツキ、アドゥアルドの復帰が待たれる。

*****

今週末は、マンチェスター・シティvsアーセナルにプラスアルファしよう。
posted by Ken-U at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー(欧州) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

「夫婦茶碗」 近代の妄想、そして自滅

町田康著 『夫婦茶碗』 (新潮文庫)

妄想世界に逃げ込め。

meoto_jawan.jpgうだつのあがらない男が、いよいよ追いつめられて妄想世界へと逃避していく。その様が、滑稽に、そして哀しく、無残に描かれている。

とにかく、生き延びるにはカネが要る。カネが要るのでなにかしなければならないのだが、男は、こつこつとした労働の積み重ねではなくして、おのれの創意工夫でその困窮を乗り切ろうと足掻きだす。一発逆転の発想である。がしかし、彼のその創意を支える想像力はどこか歪んでいて、創造というよりはどちらかというと破壊的などす黒い妄想であり、だから彼のたどる道は恐ろしく暗い闇に包まれている。彼は、その闇の奥底へと向かう負のスパイラルをじたばたしながら転がり落ちていくのだった。

まさに人間の屑。もうどうしようもない。しかし、屑であるとしてもこの世に生を受けたからにはその命を全うしようとあがくのは当然で、その様が、いかに愚かで、醜く、賤しいものであるとしても、それを責めることは誰にもできはしない。というか、人間はそもそも愚かな生き物であり、だから株価も大暴落するのだし、次々と経営が破綻するのであって、つまり人間の屑とは、そうした人間の愚かさを一身に背負ったある種の身代わりであるといえる。しかし、身代わりであることを受け入れようとしない、あるいはその自覚すらない人間の屑は、その性根が屑であるがゆえにおのれの愚かさをこの世に晒し、撒き散らしながらわけのわからんことを叫ぶしかない。その一形態を、パンクと呼ぶ。
posted by Ken-U at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

「耳そぎ饅頭」 偏屈の彼方

町田康著 『耳そぎ饅頭』 (講談社文庫)

わたしをがんじがらめにするこの偏屈の彼方には何があるのか。そこに未来はあるのだろうか。

mimisogi01.jpg偏屈な男が、だからうだつのあがらんパンク歌手なんぞに成りさがってしまうのだ、とおのれの不遇を呪い、その閉塞から抜け出すべく七転八倒する。それまで遠ざけてきた、カラオケ、競馬、ミュージカル鑑賞、クラブ遊び、温泉、グルメ、さらにはディズニーランドにまで足を運び、浮き世の娯楽にまみれながら、泣き、笑う。その無様がなんとも滑稽に綴られていて、笑えた。

今秋、旅の間に読み進めた。異国の地で、様々な人に会い、あたふたと忙しくしながら、喜んだり、感謝したり、いらついたり、悲哀を感じたりといろいろなことがあり、人生、いろいろなことがあるもんだなあ、などとあたりまえのことを思った。僕の人生も手探りの連続で、七転八倒。傍目にはさぞかし滑稽にみえることだろう。みたいなことを、他人の無様を笑いながらしみじみと思い、ぼんやりと空を眺めた。
posted by Ken-U at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

万博記念競技場、TVにて

11月8日(土) 昼、自宅にて

fctokyo08110802.jpgここのところ、東京の調子がいい。きゅっとしまったサッカーをしている。新たにACLという目標を定め、充実しているのだろう。みな懸命だし、結果もついてきている。この試合も、ガンバの技術に翻弄され、引き下がるところもあったけれど、そこをなんとか踏みとどまり、逆にカウンターをしかけたりしながら、最終的には勝利を得ることができた。

この試合でとくに目立ったのは石川。彼は、課題とされていたディフェンスに走り回りつつ、得意の攻撃にも顔を出し、決定的場面に絡んでアシストとゴールを決めた。あの献身と躍動は素晴らしかった。

あと、平山は、スタメンはちょっとどうかなあとまだ思っていたりするのだけれども、この試合に限っては、ゴールも決めたし、そのとき解説がシュートの振りが速かったと褒めていたのでまあよしとする。でも本当は、平山ではなくそこでプレーする赤嶺、あるいはエメルソン、鈴木達也がみたい。

残り三試合で首位と勝ち点三差。まだまだ楽しむことができる。が、ホームはあと一試合のみ。しかもこの日は出勤の可能性が!そのかわりにフクアリに行くことも考えているのだけれど、チケット完売の噂も。これはまずい、どうしよう。
posted by Ken-U at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Premier League #12

イングランド・プレミアリーグ 第12節

アーセナル vs M.ユナイテッド

arsenal08110809.jpgナスリ、ナスリ、ナスリ!

ついにエクスタシーに達した彼は、鳥のように羽ばたきながらピッチ上を跳びまわった。ナスリ、いいやつだと思う。あと、ナスリといえばあれは開幕戦だったか、彼が、試合前にイスラムの小さな儀式を執り行い、そして開始早々、移籍後初ゴールを決めたあの歓喜の情景を思い起こす。あのときから、彼はアーセナルにすっかり馴染んでいた。その後も、まだ21歳とは思えぬ堂々たる活躍ぶりをみせている。

素晴らしい試合だった。攻守の切り替えがめまぐるしく、いつ何時なにが起きるかわからないスリリングな状況の中、ひとつのボールをめぐり、両チームの選手たちが渾然一体となってひとつの大きな運動体をかたちづくっていた。そしてその運動体はスタンドにまであふれ出し、観客たちをも巻き込んで、スタジアムを興奮と緊張のいりみだれる巨大なグルーヴで満たしたのである。

英雄ナスリは、その拮抗によって保たれていた対称性を切り裂いてみせた。その瞬間、対称性の破れ目から噴き出す喜悦の爆発が、ナスリの意識を吹き飛ばし、彼の姿を人から鳥へと変えたのだ。彼は、無邪気に羽ばたきながらスタジアムの上空高く舞い上がって、この情景を俯瞰した。そして、恍惚に浸った。

終盤、観客たちの祈る姿がたびたび画面に映し出され、これはつくづくよい試合だなあと思った。試合の結末が人智を超えた高いところで宙吊りにされてしまうと、観客はもう祈るしかない。なので、僕も祈るような気持ちでこの試合を眺めた。で、終了後にガッツポーズ。アーセナルは、この若き英雄の活躍によって危機的状況を脱した。しかし、サッカーはまだこれからも続くのである。
posted by Ken-U at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー(欧州) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

CL+1

サッカーは不確実性のスポーツである。

UEFA CHAMPIONS LEAGUE グループリーグ 第4節

R.マドリー vs ユベントス

juvents08110605.jpg久しぶりに両チームを見た。とくにユベントスの姿をみるのは何年振りだろう。あの制裁前からだから、よく憶えてはいないけれどもとにかく数年ぶりの再会である。

その懐かしいユーベは、かつてのあのユーベの骨組みだけが残るスケールの小さなこじんまりとしたユーベに成り果てていて、とはいえ、ユベントスといえばこの人、デルピエーロの輝きは健在、あのカシージャスがまったく反応できないシュート、FKなどを軽々と決め、舌を出しながらピッチ上を犬のように駆け回っていた。チームとしては、ディフェンスが堅く、相手の隙を見逃さないイタリアらしい抜け目のないサッカーをしているなと感じた。あと、ネドベドもいたのだけれど、かつての勢いはなく、チームのバランスをとる役割を担っているようだった。

一方、マドリーはいまひとつ。ユーベにいいように消されていた。ロビーニョの不在を感じた。

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アーセナル vs フェネルバフチェ

もうこれいじょう無様な姿をさらしたくはない。と、フェネルバフチェがしつこく守り倒した。アーセナルの選手たちは、チームの調子が下降線をたどっていることもあり、フェネルの守備網にがんじがらめにされてしまっていた。アーセナルでいうと、やはりベントナーが役不足だと思う。たびたびよい楔になりはするのだけれど、そこで流れが滞ることもしばしば。エドゥアルド、ロシツキの復帰が待ち遠しい。

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リバプール vs A. マドリー

この試合の勝者はアトレティコだったはずなのだが、レフェリーは異なる審判を下した。彼はきっと、この世が不合理な成り立ちをしていることをこの世界に知らしめようとしたのだろう。アトレティコ、ちょっとかわいそうだった。

***

バルセロナ vs バーゼル

フェネルバフチェ同様、強豪バルサ相手にバーゼルも守り倒した。といっても、こちらは1得点をあげたのだが。でも、これだけ技術、戦術に格差があるともうこうするしかないのかもしれない。格差はサッカーをつまらなくする。拮抗した試合展開にこそ興奮があるのに。

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ローマ vs チェルシー

ローマが奮起した。とくに後半は強い気合を感じた。その気合に圧され、絶好調だったはずのチェルシーがへなへなとどつぼにはまっていく。いらつくチェルシーの選手たち。そして彼らは自滅の道をたどる。その最大の犠牲者がデコなのだろう。デコ、ちょっとかわいそうだった。

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ブレーメン vs パナシュナイコス

手違いがあり、観たのは前半まで。ホームに戻ったブレーメンが本来のいけいけぶりを取り戻す。というシナリオを勝手に描いていたのだけれど、裏切られた。少なくとも前半まではそうだった。彼らは、前節と同じようにまだぬらぬらとしている。さて、後半はどうなるのだろう。リピート放送を拾ってみよう。

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リーガ・エスパニョーラ 第9節

マラガ vs バルセロナ

水浸しのピッチコンディションの中で、選手たちはばしゃばしゃと球を追いかけている。それが意外にうまく、感心した。で、例によってバルサの圧勝。が、油断大敵。

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今季の欧州サッカー。まだまだテンションは上がらないが、今晩のアーセナル対M.ユナイテッドが僕にとって最初の峠となるはず。腹の調子はまだ微妙なのだが、熱はもう下がっているし、これはライヴで観ようと思っている。わっといきたい。
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2008年11月03日

CL、プレミア、リーガ

ここ最近の記録。

UEFA CHAMPIONS LEAGUE グループリーグ 第3節

M.ユナイテッド vs セルティック

m_united08112102.jpgユナイテッドの貫録勝ち。ベルバトフのあれがなくても、たぶんユナイテッドが勝っていただろう。と思ってしまうほど、内弁慶セルティックは見せ場をつくることができなかった。

今季のユナイテッド。ケイロスのきめ細かいサポートがなくなり、さてどうなるだろう、と思っていたのだけれど、予想以上にチームがまとまり、力が出せている。この試合も活躍をみせたベルバトフはすっかり馴染んでいるし、ルーニーもこれに負けまいと鼻息が荒い。今後、さらにロナウドの調子が上がってきたら、またあの恐ろしいグルーヴが生み出されることだろう。ユナイテッド対チェルシーだとか、すごく盛り上がりそうだ。

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フェネルバフチェ vs アーセナル

アーセナルの楽勝。今季のフェネルバフチェにCLの舞台は荷が重いのではないか。と思えるほど覇気がみえなかった。

***

パナシナイコス vs ブレーメン

いかにもブレーメンらしい試合。負けそうで負けないけれど、かといって、勝てるかというとそうでもない。情けなく失点したかと思うと次の場面では楽々と得点してみせる。脇が甘く、詰めも甘い。でも、なぜだか魅力的である。ただ、この試合に限っていえば、惑々する内容ではなかった。沈滞しつつ、ふと思い出したように点を挙げる、みたいな。時節に期待。

***

バーゼル vs バルセロナ

バルセロナの圧勝。この試合に限らず、いわゆるビッグクラブと中堅どころとの実力格差は確実に開いていると思う。この試合、バルサはもう楽々であった。

***

チェルシー vs ローマ

拮抗したよい試合。しかし、ローマは力尽きた。あと少しの差で。でもひょっとすると、この差は意外に大きいのかもしれない。トッティは確かによかったけれど、あの頃のキレはない。それを補うなにかが足りないのだ。あと、ローマにリーセがいた。

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イングランド・プレミアリーグ 第11節

ストーク vs アーセナル

ストークがみせたサッカーは、ユニークというか、いったいなんだあれは。でもたぶん、あれもサッカーといえば当然サッカーなのだろう。ルールを逸脱しているわけではないのだし。というか、アーセナルはあのごつごつしたサッカーを越えなければならなかった。それができなかったのはいったい何故なのだろう。なにかが足りないのだ。

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リーガ・エスパニョーラ

第8節

バルセロナ vs アルメニア

バルセロナの楽勝。バルサはここのところ連勝だが、強豪と当たってはいない。要注意。

***

ビジャレアル vs A.マドリー

興奮した。ふがいない前半。そして猛攻。逆転。追加。追加...これがとどめだと思っていたのだけれど、そこでマドリーが息を吹き返す。反撃。で、ドロー。落胆。

終盤のビジャレアルはやられっぱなしで覇気がみえなかった。やはり、CLも含めたハードスケジュールが堪えているのだろうか。ただ、ピレスは元気にみえた。なにより。

***

第7節

A.マドリー vs M.マドリー

白熱した試合だった。だから審判も興奮してしまったのだろう。彼はこの試合の主役になるべく、いろいろとよけいなことをしてくれた。アトレティコは粘り腰をみせた。

***

面白そうな試合をいくつか見逃してしまった。再放送で拾ってみようかとも思ったけれど、週明けにはまたCLがある。もう過去を振り返っている場合ではない。
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2008年11月02日

「なんくるない」 閉塞した世界の破れ、生と死

よしもとばなな著 『なんくるない』 (新潮文庫)

女の生きづらさと沖縄。表題作ほか四編を収録。

nankurunai.jpg最初の「ちんぬくじゅうしい」と「足てびち」が少し読みづらかった。というのは、たぶんこの二編で描かれる世界がその語り手である女性の中で閉じてしまっているからだと思う。主人公と近しい世界を生きる女性の読者にはいいのかもしれないけれど、僕の場合、なんだかんだいっても男である、だから作品世界との距離が詰められず、感情移入が難しかったのだろう。途中、読むのをあきらめようかな、とさえ思った。

けれども、表題作の「なんくるない」で世界が変わる。異なる世界に生きるひとりの男が、その閉じた世界を覆う膜を破り、その裂け目から女の内部に侵入しようとするのだ。女もどこかそれを期待していたのか、その侵入者を抵抗することなく受け入れようとする。そうしてふたりが交わり、異なるふたつの世界が混ぜ合わされることによって、それまで閉塞していた女の世界が活性化し、彼女の意識の中になにかが芽生える。

読み進めながら、やっぱりお父さんの影響が強いのだろうか、とか、半年ほど前に沖縄で死んだ自分の叔父のことなどを想った。沖縄の太陽と海は眩しく、人の心を惑わす。人を、生かしたり殺したりする。
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