リーガ・エスパニョーラ 第11節
レクレアティボ vs バルセロナ

引いてガチガチに守る相手の牙城をサインプレーがらみのFKで突き崩し、蹂躙、その結果、楽勝。試合運びもうまく、得点もいい時間帯に決まり、文句のつけようのない試合内容でバルサが勝利を得た。がしかし、不思議とこれが物足りないのだ。というのもやっぱり、サッカーの醍醐味とは、拮抗した試合展開と、その拮抗の破綻、つまりある種の対称性の破れとその際に噴き出す歓喜の爆発であり、この試合のように、強者が弱者を支配する過程を見守るのはちょっと退屈に感じる。
試合日程をみると、今月末に対セビリア、以降、対ヴァレンシア、R.マドリー、ビジャレアルと好カードが続く。つまり、月末から第二幕が始まるのだ。
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イングランド・プレミアリーグ 第13節
M.ユナイテッド vs ストーク・シティ
アーセナルをあれだけ苦しめたのだから、またやってくれるかもしれない。と、へんな期待をして試合に臨んだのだけれども、駄目だった。好調ユナイテッドがストークのあのいびつな体育会系(?)サッカーをものともしなかったのである。というか、例のスーパー・ロングスローがまったく利かなかった。なんでも、オールド・トラフォードのピッチの幅は広めなのだそうだ。
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アーセナル vs アストン・ヴィラ
アストン・ヴィラがうまい試合運びをみせた。オニール監督は選手たちをよくオーガナイズしたと思う。とくに、ベントナー、セスクの位置を徹底的に潰し、アーセナルの魅力、威力を半減、あるいはそれ以下に抑えることができていた。アーセナルは、いまの選手層では勝ち続けるのが難しいかもしれない。引き出しが不足している。あと、セスクの位置が低い。これはやっぱりフラミニ不在の影響なのだろう。フラミニがチームに戻ることはもうないので、なにか別のアクセントが欲しいところ。繰り返しになるけれども、ロシツキ、アドゥアルドの復帰が待たれる。
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今週末は、マンチェスター・シティvsアーセナルにプラスアルファしよう。