バルセロナ vs リヨン

が、サッカーはそう甘いスポーツではない。と、リヨンは意地をもって示したと思う。終盤のジュニーニョはちょっと残念だったけれど、それでも試合の緊張感をあそこまで維持できたのはさすがリヨンだと感じた。骨太であった。
課題であるバルサの左サイド。シウビーニョが控えめに位置をとり、アンリに広いスペースを与えるといういまの関係はとてもいいと思う。シウビーニョは渋い演出家である。アンリが活き活きとしている。
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ローマ vs アーセナル
アーセナルは本当に危なかった。が、なんとか生き延びたところはさすがだと思う。若いアーセナルの選手たちにとって、このぎりぎりの経験はきっとよい財産となるに違いない。
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M.ユナイテッド vs チェルシー
ここ一番、ってときに決まるビディッチのヘッドはさすがだと思う。で、追いつめられたチェルシーはあわあわするばかりでこれといった策がなかった。イブラヒモビッチ、孤軍奮闘も実らず。現状、これがモウリーニョの限界だと思う。
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リバプール vs R.マドリー
この試合、どうなるかと思ったけれど、蓋を開けてみたらやっぱりそうかという展開。結果、リバプールの楽勝であった。正直、ここ数年のリバプールには複雑な想いがあるのだけれど、今季に限っては、ラファの采配も改善されてきたし、なによりボールが滑らかに回るようになってそれがなによりだと思う。
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ユベントス vs チェルシー
この試合、おぼろな記憶しかない。記録によると、チェルシーがどうにか勝ち抜けたようだ。そういわれてみると、そんな気がする。チェルシーは、ヒディングというカンフル剤がよく効いているようにみえる。
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パナシュナイコス vs ビジャレアル
拮抗した試合だったけれど、最後はビジャレアルが勝負強さをみせた。これはきっと、常日頃からスペイン・リーグで揉まれているおかげなのだろう。ビジャレアルには粘りがあった。このチームには期待しているので、ベスト8でもよい試合をみせてほしい。
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帰国後、朦朧とした意識の中で観たり、そのまま途中で眠ってしまったり、あるいは食事をつくりながら、食べながら観た試合が多かったので、こなした試合数に比して興奮は控えめだった気がする。来月のQ.ファイナルはもっとはらはらしたい。