ビジャレアル vs アーセナル

とくに前半は、完全にビジャレアルのサッカーだった。彼らは、絶妙なボール回しで若いアーセナルの選手たちを翻弄し、転がし、手玉にとった。で、一瞬の隙を突いて、マルコス・セナがミドルを打つ。あれはさすがだった。ユーロ以降はいまひとつぴりっとしないなあなんて思っていたらこれだから、ベテランは侮れない。ここ一番で地力を発揮するのもベテランの持ち味だということなのだろう。
内容からみると、ビジャレアルが1-0で折り返すのが妥当だった。というか、その方が2ndレグに向けて盛り上がることができたと思う。でも、そう一筋縄にいかないところがアーセナルの恐さなのだ。なんたって、セスク、アデバヨル、ウォルコットが復帰しているし、これにナスリが加わる前線はそりゃあ脅威である。というか、アデバヨル、あのシュートは超人的で驚愕した。
どちらが勝ってもよい。次も良質なサッカーでわくわくさせてほしい。
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M.ユナイテッド vs ポルト
朝、出勤前に観たが、これも面白い試合だった。顔を洗っているときにテベスのゴールが決まり、やっぱり強豪はこうなのだなあ、なんて感心していたらもう一波乱。人生、そう予定調和ばかりではないのだ。ユナイテッド、危うし。
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リバプール vs チェルシー
熱々のアンフィールドで、リバプールがかっこいいゴールを決める。誰もがリバプールの勝利を想う歓喜の瞬間である。が、現実は厳しかった。最後、ドログバが決めたところなどは圧巻。ベビーフェイスのトーレスと、悪漢顔のドログバの対比。天国から地獄への転落。
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バルセロナ vs バイエルン
バルサ、強すぎる。CLの準々決勝とは思えぬ格差を感じた。というか、バイエルンは初めから逃げていたのではないか。もうCLどころではない、国内リーグに集中しなきゃ、みたいな。
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イングランド・プレミアリーグ 第28週
アデバヨル、セスク、ウォルコットが復帰。これにアルシャヴィンをまじえた前線は圧巻だった。ウォルコットはサイドをえぐるし、とくに、セスク〜アデバヨルのホットラインであっさりと得点が決まる。CLに向けて、よい準備ができているようにみえた。
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リーガ・エスパニョーラ 第29節
バジャドリー vs バルセロナ
バジャドリーはよくやった。地力を発揮し、拮抗状態をつくり、維持した。ただ、バルサが強すぎるのである。でも、あのチャビのパスはさすがだったし、決めるエトオも素晴らしかった。
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リーガ・エスパニョーラ 第30節
バルセロナ vs レクレアティボ
CL明け、バルセロナには難しい状況だったけれど、彼らはこの試合をそつなくこなしていたのではないか。あと、なんとなく、次のバイエルン戦にフレブが出るような気がする。来週(というか今週)は、フレブに期待したい。