
8月29日(土) 曇り
この日は連敗脱出をかけた大事なゲーム。なのに、彼らは敗れることを恐れたのか、消極的なプレーに終始していたのでイラつく。閉塞のなかに閉じ籠った選手たちは、無難なパスの連続の中、偶発的になにかが起きるのをじっと待っているようにみえた。当然、スタジアムには不満が募り、その負の感情はノイズとなってスタジアムに溢れた。萎縮している場合ではない。自力で打開しなければ将来はないのだ。
でも、さすが石川だと思った。唯一、彼の切れ込む動きが東京の前線に躍動を与えていたのだ。そして後半に入り、途中出場の大竹がよい触媒として働いたこともあって、その石川の突破が先制点の源泉となる。その時、歓喜でわあわあ浮かれはしたけれども、しかしその一方で、こうした動きが羽生にもあればチーム全体が躍動できるのにと残念に思った。ここ最近の東京は右に傾きがちである。
で、米本。そのとき、歓喜の中で鳥肌が立った。ぞくぞくした。あれは相当なものだと思う。彼は、あのスライディング・タックルもそうなのだけれど、イングランドっぽい熱いプレーをみせたりして好みの選手である。東京にはなくてはならない存在だと思う。あれは誰がみてもスーパーなゴールだった。
どうにか連敗を脱出することができた。が、前途多難。この蒸し暑い夏に選手を固定したせいか、選手の動きが重く感じられる。それに位置どりもどこがぼんやりとしているような。ここで新しい選手を試してみたいところだけれど、かといってナビスコ杯も落とせないし、当面、城福監督は苦しい采配を迫られるだろう。僕もやきもきしなければならない。
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8月30日(日) 小雨
午後、投票をすませた。小選挙区と比例では別の政党に入れたのだけど、やはり自民党には入れず。いまの自民党にはなんの取り柄もない。あと、変な名前の新党はそれ以下だと思う。
政権交代は大歓迎だが、小選挙区制による選挙結果の振れ方には違和感を覚える。