2009年11月24日

「HARVEST MOON」 時の残酷

『HARVEST MOON』 (六本木ヒルズアリーナ)

高木正勝 (ピアノ)
ヤドランカ (ボーカル、サズ)
福井則之 (馬頭琴、ホーミー)

takagi_masakatsu_lightpark.jpg贅沢な時間。都会の真ん中で、野外で、さらに無料で高木正勝の音楽が聴けてしまうのだから、これを贅沢といわずしてなんといえばいいのか。しかも、生の演奏なのである。ステージで揺らぐ三人の姿、後方のスクリーンに照らし出される映像を眺めつつ、このまま時が止まってしまえばいいのに、とかなんとか、ありえもしないことを願う。

しかし時の流れとは残酷なもので、このつつましい幸福な時間をあっけなく終わらせてしまう。しかも、演奏の終わりをぐだぐだにして。あれは緊張の糸が切れたせいなのだろうか。周囲のノイズが悪かったのか。あるいは六本木という街にわく毒気がそうさせたのか...すべては謎に包まれたまま、見あげると、夜空。

いっそのこと、すべてを終わらせてくれればよかったのに...散会後、高木正勝さんが落ち込んでいるのではないかと心配になりながら、それでも初期の作品をライヴで観たのは収穫だったなあ、なんて思いながら、同じく観にいったふたりと一緒に夜半まで呑み、とぼとぼと、帰宅。そういえば、月はあの日のあの空に出ていたのだろうか。


posted by Ken-U at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像・音楽(高木正勝) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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