
2nd leg:
バルセロナ vs インテル
元バルセロナのモッタがカンプノウに災いをもたらした。なんの因果か、彼の退場がインテル有利に働いてしまったのだ。これをきっかけに、割り切りのよいインテルは自陣に鍵をかけた。イタリアのチームが引き籠り、ゴール前を固めるとなるとさすがのバルサも辛い。実際、いくら攻め込んでも相手の陣形を崩すことができなかった。あれはたしか5,6年前になると思うけれど、同じように引き籠ったインテルをヴァレンシアが攻めあぐねたことなどを思い出し、暗い気分になった。守りに入ったときのイタリアのふてぶてしさというか。あのときも辛かったなあ。
結局、カンプノウの魔物による奇跡は起きなかった。ゲーム終了後、ピッチ上を占拠してわいわいやるモウリーニョとその部下たち。この屈辱的な支配者の如き行為に対してカンプノウは水撒きで反撃するしか方法がなかったのだけれども、そのささやかな嫌がらせが嫌がらせとして機能せず、むしろインテルに対する祝福のようにさえみえたところに敗北のやるせなさを感じた。
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リヨン vs バイエルン
思いのほか一方的な展開となった。リヨンは、先制されて気持ちが折れてしまったのかもしれない。しかしこれも経験である。それでもフットボールは続くのだ。これを糧に、次はファイナル進出を目指してほしい。
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1st leg:
インテル vs バルセロナ
このスコアは受け入れがたい。バルサは、例の火山灰の影響ではるばるバス移動でこの試合に臨んだのだけれど、それが災いしたのだろうか、みな身体が重そうだった。とくにズラタンは目立たず。このゲーム、開始前に水撒きをしなかったり、フィーゴをベンチ脇に呼び寄せたり、手段を選ばず勝利を目指したモウリーニョを褒めるべきなんだろうか。彼を名将とみなすべきなのだろうか。
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バイエルン vs リヨン
バイエルンの勢い、というかロッベンの勢いが勝敗を決定づけた。あと、気になったのはリベリの退場。彼は未成年の娼婦を買ったとかで警察沙汰を起こしているので、その影響で腹の中がもぞもぞしてつい荒っぽいプレーにでたのではないか、などと色眼鏡でいらぬ推測をしてみたり、まあ、僕にとってはそんな試合なのであった。
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モウリーニョ、ファンファールと、僕の嫌いな監督が率いるチームがファイナル進出を果たした。で、ファイナル、どうしようか。