2010年06月13日

「インビクタス/負けざる者たち」 祭りの中、融和する社会

クリント・イーストウッド監督 『インビクタス/負けざる者たち』 (渋谷シネパレス)

原題 『INVICTUS』

祭りの中、黒と白が融和する。

invictus.jpgイーストウッド御大の映画だから、まず間違いない。そうした期待を裏切らない優れた作品だと感じた。ある白人の青年が、国家元首である黒人の支援を受けながら世界大会に臨んでゆくのだけれども、祭りの中、かつて対立していたふたつのものが融和し、協調をみせ、ついに栄冠を手にするまでの過程が描かれている。

美談だと思う。よく整えられた娯楽作品である。でも話が平坦ではなく、いろいろな想いを喚起させられるところに本作の魅力があるのだと感じた。たとえば、マンデラ大統領と彼の娘の関係。彼は、人種間の軋轢を埋める仕事に人生を捧げているのだけれど、他方で家族との間には問題を抱えているらしく、そのいろいろが彼と娘の関係に集約して描かれている。彼は娘に会いたいようなのだけれども、おそらく、娘は拒絶している。つまり彼は孤独なのだ。しかし孤独でありながら、あるいは孤独であるがゆえにということなのかもしれないけれど、マンデラは社会の、人々の融和を目指した。

しかし祭りの後、世界の何が変わったのだろう。と、知る限りの世界を見渡し、つい悲観的に考えがちになるのだけれど、おそらくイーストウッド監督が言いたいのは、諦めず、希望を持ち続けることがなにより大切だということなのだろう。実際、マンデラは、何十年もの間、独房の中で諦めなかったのだから。これはここ数年にわたるイーストウッド作品群に籠められている主要なテーマのひとつである。希望は、抱き続ける間、存在する。

あと、話の脇の部分で感じたのは、人を褒められる人間になりたいということで、マンデラが周囲の女性たちに優しい褒め言葉をかけるのだけれど、その度に心の中で復唱した。褒められると嬉しいし、だからきっと、人を褒めることはよいことなのだろう。

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先の金曜からワールドカップ南アフリカ大会が開幕。開催国である南アフリカは、初戦、メキシコと引き分け。
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2010年06月06日

味スタ、カップ戦

fctokyo_10060601.jpg

昼前に起床。希望より早く目が醒めてしまったので、どうしようかとも思ったけれどそのまま起きて、着替え。で、下北まで歩き、久し振りのピッツァランチをいただく。おそらくスタッフが総入れ替えされたのだろう、店内の雰囲気が以前と少し違っていたけれど、味はかわらず、まずまずの食事。それから電車に乗り、乗り換えて、で、飛田給へ。

ゲームもまずまずの出来だった。得点でいうと、ヨングンのスーパーなFKで盛り上がりはしたけれど、その後は押しながらも、結果が出ず。とくに開始11分の鈴木、ゴールに背を向けていたとはいえ、あそこでフリーなのだから、すぐにターンしてシュートを決めてほしい。

でも、勝ったのだからよしとしよう。チームの動きが以前よりよくなっているような気もするし、ヨングンもそうだけれど、松下も馴染んできているようだし、あと、大竹が蘇りつつあるのがなにより。PA近くで切り返しながらゴールに迫るプレーだとか、彼のみせる個人技には心躍る。

まずまずの心持ちで、また下北から歩き。途中、バッグ屋に入って接客を受ける。買わなかったけれど、いろんな商売のあり方、生き方があるのだなあと当たり前のことを思いながら、スーパーにて買出し、自炊は鰹の刺身に冷奴、無添加キムチを添えて軽くすませた。
posted by Ken-U at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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