2011年02月27日

CL Knockout Stage

UEFA CHAMPIONS LEAGUE - Round of 16, 1st leg

arsenal11021706.jpg

アーセナル vs バルセロナ

ここでこのカードを切ってしまうのか。と、UEFAへの抗議の気持ちを抑え、未明からのゲームに臨んだ。しかし寝坊のため、ライヴ観戦は開始40分あたりから。

もう駄目かというところから、ファン・ペルシのスーパーゴール、そして速攻からアルシャヴィンが逆転ゴールを決め、若きアーセナルが逞しさをみせた。ペースは終始バルセロナだったけれど、時間の経過とともにカウンターの機会も増え、たぶん、バルサのスタミナ切れもあったのだろう。でもその隙をきっちり突いたガナーズにチームの成熟を感じた。

しかし、その後ウォルコット、セスクが怪我。魔物が棲むというカンプノウに向けて、道は険しい。

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ミラン vs トッテナム

じつは、ガットゥーゾの頭突きがみたくて観戦したのだけれど、一瞬のできごとでわけがわからず。暴力はいけないが、言葉による挑発も悪い。ゲームはそれほど印象に残るものではなかったけれど、トッテナム、いつのまにか選手が充実している。好調は、よい補強の成果。次は、ガレス・ベイルをみたい。

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マルセイユ vs M.ユナイテッド

拮抗したゲーム内容。あまり真剣にみなかったけれど、ユナイテッドがやや消極的だったか。ルーニーは爆発せず。

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リヨン vs R.マドリー

アウェイのマドリーが無難なゲーム運びをみせた。さすがモウリーニョ、という退屈な内容。
posted by Ken-U at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー(欧州) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月12日

「ゴダール・ソシアリスム」 NO COMMENT

ジャン=リュック・ゴダール監督 『ゴダール・ソシアリスム』 (TOHOシネマズ シャンテ)

原題: 『Film socialisme』

socialism.jpg大晦日。前作(過去記事)の印象を呼び戻しつつ、おそらくこの『ゴダール・ソシアリスム』もその延長線上にあるのだろう、と勝手に予測しながら劇場へ向かった。だが、結果、裏切られた。

海原に湧き立つ波、そのうねりに魅了された。色の配置もJLGらしく、とくに青と赤が滲むように鮮やかで、その彩度はめまぐるしく変化する音響と絶妙な均衡を保ちながら画を画として際立たせている。しかし、この荒々しさはどうだろう。曇天の下、吹き荒れる風は人体を吹き飛ばさんと船上を駆け、船内では、ディスコで鳴り響く爆音が踊る人々の身体を潰し、その肉体を粒子レベルにまで解体せんとしている。比較的おだやかにみえた前作とは対照的に、暴力的にも思える荒々しい映像、音響に圧倒されながら、この船はどこに向かうのだろう、史実は別として、その行く末に想いを馳せた。

客船も、片田舎の家族も、西欧の縮図と捉えていいのだろう。

「民主主義と悲劇は、ペリクレスとソポクレスのもと、アテネで結婚した。ただ一人の子供は、内戦である」

「自由は高くつく。しかし、自由はお金や血で買われるものではなく、卑劣さ、売春、裏切りによって買われるものである」

高度化の先に未来はあるのだろうか。JLGはなにも提示せず、「NO COMMENT」を貫く。私も本作の理解はあきらめ、ただ音と映像の迫力に酔いしれて、無言のまま帰路についた。
posted by Ken-U at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(フランス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

「人生万歳!」 偶然の力、無限

ウディ・アレン監督 『人生万歳!』 (恵比寿ガーデンシネマ)

原題:『WHATEVER WORKS』

絶望した男は死のうとするが、果たせず、七転八倒する。

whatever_works.jpg確かに、この世界に身を置いていると、その狂気に、冷酷さにうんざりして、やがて自分が殺戮者であるかのような心持ちになり、殺戮は嫌だ、こんな世界から消えうせてしまいたい、いっそ死んでしまいたい、と衝動的に考えたりしがちなのだけれど、しかし人間そう簡単に死ねるものではなくて、たとえば、窓硝子を突き破って飛び降りてみたところで片脚が不自由になるくらいのもので、あとは偏屈の穴ぐらに閉じこもって、その闇の深さに脅えるしかない。本作は、自殺未遂の果てに片脚を引きずるひとりの男を中心に、彼と彼を取り巻く人々の暮らしぶりを描きながら、その悲喜こもごもを軽妙な喜劇に仕立て上げている。

しかし、救いは知性の外側からもたらされた。男は、偶然の出会いと、その連鎖がもたらす摩訶不思議な幸福にひたりながら、宇宙が知性を超えた高次元の成り立ちをしているというこの世の秘密(過去記事)に気づく。だから、なんでもあり。人は、心をあらゆる拘束から解き放って、知を棄て、目の前にある悦びをあるがままに受け入れなければらない。

やはり、ウディ・アレンはNYなのかなと思った。ここ最近では最高の出来、素敵な作品である。笑いどころが随所に散りばめられていて、ほろ苦く、しんみりする場面もあって、でも劇場を出るときには世界が少しキラキラと感じられる。そして知覚の外に広がる宇宙について、不意にもたらされる幸福について、生きる悦びについて、想いを巡らせた。幸福とは、掴めるものなのだろうか。
posted by Ken-U at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(USA) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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