アーセナル vs ローマ

ただ、ベントナーだけは蚊帳の外であった。彼がもう少しチャンスをものしてくれたら、アーセナルはもっと楽に、楽しく勝利を得ることができたのに。彼はある意味において僕の心を鷲掴みにしている。観ていてやきもきしてしまうのだ。彼がミスを犯すたびに、ほらいわんこっちゃない、と頭を抱えてしまう。救世主アドゥアルドの復帰が待ち遠しい。
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リヨン vs バルセロナ
予想通り、リヨンが激しくきた。試合開始早々から猛攻を仕掛けてきたのである。焦るバルサ。のりのりのリヨン。で、ジュニーニョが景気づけの一発。ヴァルデス、リーガに続き茫然たる表情。って、リヨンにはこれがあるから恐いなあ、なんて思いながらのけぞる間にも熱戦は続く。バルサ、リヨン双方のゴールポストにボールが直撃し、またのけぞったりと忙しかった。で、その後も一進一退が続いた。
劣勢のバルセロナを救ったのはアンリだった。それも、苦手なはずのヘッドで決めてみせたのだ。意外だった。というか、サッカーとは意外な現実の集積体であるのだからこんなこともあるだろう、とすぐに思い直した。
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インテル vs M.ユナイテッド
互いにチャンスがあったわりには均衡が破られることもなく、すべては2ndレグに持ち越された。大一番に弱いといわれるロナウドも突進をみせたのだが、ジュリオ・セザールが壁となった。
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R.マドリー vs リバプール
正直、あまり試合に目をやっていなかったけれど、白熱した試合だったと思う。両者の力は拮抗し続けたが、ひとつのセットプレーが明暗を分けた。ベナユン、好きなタイプの選手なのだけれども、彼は得意の足元ではなくヘッドで決めてみせた。イスラエル出身でちょっと陰のある顔立ちのベナユン。彼の活躍によりリバプールは優位に立つことができた。
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チェルシー vs ユベントス
久しぶりにドログバのズドンをみた。かつての如く速業であった。ユーベも健闘していたが、現状ではこの程度なのかもしれない。ネドベドの髪がなびくこともなかった。
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ビジャレアル vs パナシュナイコス
終始、ビジャレアルが優位に試合を進め、決定的シーンを何度となく演出していたのだけれど、彼らは最後の一線を越えることができずにいた。で、そのうち逆にゴールを食らってしまい、窮地に立たされてしまう。しかし最後には辛うじてドローで終わることができたのだけれども、次節はどうなってしまうのだろう。
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A.マドリー vs ポルト
前半の終了間際から観た。面白そうな試合展開だったので後半にも期待していたのだけれど、実際はそれほどでもなかった。でも、この2ndレグは気になる。
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試合数をこなすために、ひとつひとつの試合が疎かになる。これはスカパーでCLを観るようになってからの悪い傾向である。というか、体がスタジアムの臨場感に馴染んでしまっているってのもあるのかもしれない。