2009年06月18日

ハケン #1

Sさんの抜けた穴が、最近ようやく埋まりつつある。彼女が辞めたのは去年の九月。以降、先に入った後任は逃げるように辞め、その後、暮れに入った後任もすぐに辞めてしまい、そして今のスタッフに決めたのが一月末。約五ヶ月の間、右往左往、いろいろあった。

先の後任は三十代半ばの男性。そもそも夢があったのだけれど、その夢は潰えた。でもその世界に少しでも関わる仕事がしたくてこの案件に応募したという。夢か。と、べつにしんみりしたわけでもないのだけれど、これを再スタートのよいきっかけにしてくれたら、と思って採用を決めた。が、入店後半月ほどで風邪による欠勤。で、それが長引いたとかでずるずる休み、その挙句に音信不通。派遣会社の担当営業が携帯に連絡しても応答なく、自宅に電話したところ、彼の母親がかわりに出て謝罪したという。で、担当営業が私に謝罪。

暮れの後任は四十前後の女性で、二ヶ月ほど前に夫を亡くし、住んでいる家も手放さなくてはならなくなって、自活のために登録。販売経験はそれほどないけれど、この分野の商品には詳しく、すぐに馴染める自信があるという。未亡人だからといって同情したわけではないけれど、これをよい足掛かりにしてくれたら、と思って採用した。が、入店後数日で欠勤、さらにその数日後、音信不通。で、担当営業が私に謝罪。

その後、今のスタッフを採用して五ヶ月あまりが経つ。まだ二十代前半とかなり若いのだけれども、歳のわりには経験が豊富で、はじめの頃こそちょっとあったけれど、それも楽々と乗り越えていまではのりのりで仕事に励んでいる。売上げもついてきて頼もしく思える。

しかし問題はこれから。というのも、この夏、私とともに働いてきた派遣のうちの一人を切らなくてはならなくなったのだ。派遣の枠を超えて、というか超えたつもりになって、これまで力をあわせてきた同僚の首を切るのだ。誰を切るか。この数ヶ月、ずっと考えてきた。考えながら電話でやりとりをしたり、ミーティングをしたりしてきた。誰を切るか。だいたいの目処がたった。目処のたつ自分がとても恐ろしく思える。


posted by Ken-U at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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