2009年06月23日

旅の記録 仕事編 #2

09061901.jpg

6月19日(金) 晴れ

少しゆっくりめにチェックアウト。10時過ぎから市街を歩く。で、前回も訪問した某店に出向くもすでに来客中。早めの昼食に切り替える。

で、いつもどおり迷いに迷って入った店がややハズレで、落胆しつつ某店に戻る。が、すぐにミーティングがあるからといわれ、資料だけを渡して簡単に挨拶をすます。昨年末、ここに来たときは飛び込みなのにとても丁寧な対応をしてくれ心揺れたが、今春、いざ商品をみてもらう段になって彼女の態度が豹変した。以降、ずっとこんな感じだ。忙しい、を理由に時間をとってくれないのだ。こんなことは珍しくもないのでまあいいのだけれど、そのかわりに、私は人の頼みを忙しさを理由に断らないよう努めている。会いたいと言われればできるだけ会うし、見てほしいといわれれば見る。そもそも、忙しいのは抱える用事が多すぎるからで、つまり彼女は用事を抱えるためのキャパをそれなりに持っているといえる。ってことは、たぶん、私の案件は彼女にとって用事になりえない些末な屑にすぎないのだ。忙しい、といわれることは、私には沢山の用があるがあなたの用は私の用になりえない、無価値だ、と宣告されているようなもの。実感により、言葉の理解は深まる。

09061904.jpg

ホテルで預けていた荷物を引きとり、地下鉄に乗り込む。で、特急、新幹線と乗り継いで、また駅に到着した。ロッカーに荷物を入れ、路面電車。乗ってすぐに料金を払ったら、後払いなんですけど、と苦い顔をされる。

09061905.jpg

路面電車を降りて、まずぐるりと周辺を歩く。灰の街なので、アーケード街が広い。シャッターの閉まった店も少ないような気がする。が、閉店したばかりの百貨店跡地は廃墟のまま放置されていた。閉ざされたビルはやはり墓のようにみえる。

昨年末に訪れた某店の前を通り過ぎる。今回は商談ではなく、改装した店構えを確認するのが目的だったのだ。改装後に店がどう変化したか、その様子を自分の目で確認したかっただけなのだ。

09061907.jpg

店の外観をデジカメに収め、近くのラーメン屋で軽食。その後、街中の反戦デモ、駅前の街頭演説(某宗教団体が新たに政党を立ち上げたらしい)を横目に、それから観覧車を見上げながら(前回はあっただろうか?)駅構内に上がり、さつま揚げを購入。さらに改札を通って焼酎を探すが、買うつもりだった現地限定焼酎がなんと売り切れ(!)で、やむなく別の限定酒にする。やはり湯呑も買う。

トイレで湯呑をすすぎ、ホームに上がる。列車の到着を待つ。すると、清掃のおばさんが目の前に立った。そして、列車の到着と同時に深く礼。その礼があまりに丁寧で、心揺れる。彼女と清掃の仕事の関係を思う。私にあの礼ができるだろうか、と想いめぐらす。

09061908.jpg

車内にて、揚げたてのさつま揚げと焼酎で打ち上げ。これがもう絶対にうまい。それでも皆で支えあってこの不況を乗り越えていけたら、そしてこの商売が少しでもその役に立ったら、と思いながら窓外に目をやる。闇の中、光がびゅんびゅん走り去っていった。


posted by Ken-U at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。