
午後、半時間ほどごろりとなり、それから徒歩にて下北沢、京王線に乗り、味スタまで。途中、はっぴ姿のひとたちが神輿を担いでいて、出店もあり、祭りか、と季節のことを思った。
試合は、東京が勝ち、ファイナル進出を決めた。とくに前半はよかったと思う。ボールを保持し、回し、そして幾度となく決定機をつくった。先制の時間帯も文句なしによかった。平山があんなスーパーなヘディングを決めるとは、意表を突かれ、興奮した。
守備もよかった。サイドを崩されることもなく、ヨンセンに仕事をさせず、東京が終始ゲームをコントロールしていたと思う。茂庭も、じつは少し心配だったのだけれど、ラインを下げすぎることもなく(本当はもっと上げてほしかったけれど)、与えられた役割をそつなくこなしていた。
あとはまあ、あえて難をいえば、前半で追加点が奪えなかったり(前半だけで3−0にできていたはず)、最後の15分、サッカーを棄てて自陣を固めたりしたことが残念に思える。あれだけ決定機があったのだから、前半でせめて2−0にしておけば、もっと楽に試合を運べたはずだ。そのためには、最後の局面における判断、技術が必要となる。選手たちには、次のファイナルも含め、ぎりぎりの経験を多く積み重ねて、いわゆる決定力に磨きをかけてほしい。
次はファイナル。いいサッカーが観たい。