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『うつせみ』
Excerpt: 静かで美しい不思議な世界に引き込まれる。
キム・ギドクの織りなす物語の独創性はやっぱりおもしろい。
青年テソクと忍び込んだ家で出逢った人妻ソナの物語黒のTシャツに黒のベストを着た主人公のテソク..
Weblog: かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
Tracked: 2006-03-16 14:52
『うつせみ』
Excerpt:
私たちは永遠に、よりそう。
■監督・脚本 キム・ギドク■キャスト イ・スンヨン、ジェヒ、クォン・ヒョゴ、チュ・ジンモ□オフィシャルサイト 『うつせみ』 この世は夢か現か、幻..
Weblog: 京の昼寝〜♪
Tracked: 2006-03-17 12:20
うつせみ
Excerpt:
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
現実と幻想の狭間にいざなう・・・
Weblog: カリスマ映画論
Tracked: 2006-03-19 15:42
うつせみ/イ・スンヨン、ジェヒ、クォン・ヒョゴ
Excerpt: 私の敬愛するキム・ギドク監督作品です。2004年2月「サマリア」でベルリン国際映画祭・最優秀監督賞を受賞したキム・ギドク監督は同年9月に本作品でヴェネチア国際映画祭・最優秀監督賞を受賞するという快挙を..
Weblog: カノンな日々
Tracked: 2006-03-19 21:02
『うつせみ』〜Love Gravity(下)〜
Excerpt: 『うつせみ』公式サイト 『うつせみ』感想(上)
監督:キム・ギドク出演:イ・スンヨン ジェヒ クォン・ヒョゴほか
【あらすじ】(goo映画より)寡..
Weblog: Swing des Spoutniks
Tracked: 2006-04-07 23:24
『うつせみ』(ややネタバレあり)
Excerpt: そして24日(月)は2作品を鑑賞。まずは韓国映画のこの作品から。 原題:『빈집(空き家)』(’04 韓国) f:id:hondo-lee24:2006042503045..
Weblog: よんふぁ広場2〜HONDOのつぶやき〜
Tracked: 2006-04-25 13:45
うつせみ
Excerpt: レンタル店で働いてるとやっぱり良いことあります。観たくて観たくてウズウズしてい
Weblog: 。○o。.1日いっぽん映画三昧.。o ○。
Tracked: 2006-07-26 15:44
キム・ギドク監督の「うつせみ」を観る!
Excerpt: 庶民的な街、三軒茶屋の駅近く、まあ、はっきり言って「場末」ですが、幹線道路を一歩中に入ったごみごみしたところに映画館が2軒あります。一つは「三軒茶屋中央」、もう一つは「三軒茶屋シネマ」です。以前は国道..
Weblog: とんとん・にっき
Tracked: 2006-09-12 15:33
■〔映画雑談Vol.27〕キム・ギドク映画に関する雑感―その2
Excerpt: ??『うつせみ(2004)』≪→こちら≫、『サマリア』(2004)、『悪い男』(2001)他、ギドク映画雑感
おはようございます、ダーリン/Oh-Wellです。
いやはや、ようやく週末の土..
Weblog: 太陽がくれた季節
Tracked: 2006-10-16 17:51
NO.174「うつせみ」(韓国・日本/キム・ギドク監督)
Excerpt: もしかしたら日本でギドク監督は、
映画を撮ることになるかもしれない。
相変わらず、キム・ギドクのことを考えている。
引退発言の真意もそうなのだが、「ギドク監督の仕事の拠点が、日本にあった場合は、どう..
Weblog: サーカスな日々
Tracked: 2006-10-23 04:00
うつせみ
Excerpt: {amazon}
キム・ギドク監督作品「うつせみ」見ず知らずの人の留守宅に
毎日のように侵入し、料理をしたり、洗濯したり、壊れている時計が
あれば修理するし、壊れている体重計があれば修理する青..
Weblog: 悩み事解決コラム
Tracked: 2006-10-24 21:22
ギドク流ファンタジー〜『うつせみ』
Excerpt:
何度か書いていることだが、数年前『八月のクリスマス』を観たのをきっかけに、二年
ほど韓国映画ばかり観た時期があった。ホ・ジノ、パク・チャヌク、イ・チャンドン
ら、力量ある監督の作品に魅了され..
Weblog: 真紅のthinkingdays
Tracked: 2007-03-10 05:19
映画『うつせみ』
Excerpt: 原題:空き家/3-Iron
「うつせみの、命を惜しみ、波に濡れ、伊良虞の島の、玉藻刈り食む」・・絶望の淵にある深い孤独と心の絆、純愛と呼ぶには余りに空虚で哀しみが溢れてる・・
テソ..
Weblog: 茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜
Tracked: 2007-03-15 02:43
『うつせみ』'04・韓・日
Excerpt: あらすじテソク(ジェヒ)は留守宅に侵入し、住人が戻るまでの間そこで暮らすとい奇妙な犯罪の常習犯。ある日いつものように豪邸に忍び込んだが、その一部始終をその家の主婦ソナ(イ・スンヨン)が物陰から見つめて..
Weblog: 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
Tracked: 2008-09-14 20:14
キム・ギドク作品において、確かに“母(性)”は重要かもしれませんね。彼の映画で母が登場したのは『受取人不明』と『春夏秋冬そして春』だったように記憶していますが、その他の作品でも、女性に母的な何かが投影されていたようにも思えるので。
『うつせみ』はある種のファンタジーですが、テソクが警察に捕まり刑務所に入ったときに見せるあの挑発的な微笑みには、今なお続くギドク的な怒りが込められていたのではないでしょうか。
テソクが霊的存在へと飛翔していくあたりは、まさにギドクにしか描けないような寓話性があって非常に興味深かったです。
私もKen-Uさんと同じく、今後も彼には注目していくことになるでしょう。
あの刑務所でのやりとりは印象的でした。仰るとおり、ギドク的な怒りは今も変わらずぐつぐつと煮えたぎっているような気がします。ただ、繰り返し殴られながら、その怒りをあのようなかたちに昇華させるんですよね。その様子が、彼の作風の変化と繋がっているように思えて、とても興味深く感じられました。
キム・ギドクのような作家と出会えてよかったなと思います。さらに、彼が韓国人であることで考えさせられることも多いです。いろんな意味で、ぼくにとって貴重な存在だと思っています。
こんにちは。
私はキム・ギドク作品を観て、"母性"に対する想いというものを特別に感じたことはなかったので、へぇ〜と思いました。男性の捉える「母性」と私が感じる母性的なものが違っているのかな。ああ、でも、父権的なものに対してということであればわからなくはないです。
『拘束のドローイング 9』を私も先日観たのですが、「うつせみ」の主人公2人の静かな動きから、そのマシュー・バーニーとビョークの様子を思い出してしまいました。なんとなく。
次回作も楽しみです。
あまり盛り上がっていないのでしょうか。
ブームになるような作風ではなく、
流行化されても困るのですが、
あまり入ってないと少し悲しかったりするファン心理。
何があろうとも注目していきたいです。
ぼくは男性なので、軽々しく「母性」という言葉をつかってしまうんだと思います。他に適当な言葉が見つからなかったんで、このような表現になってしまったんですが。
「母性」といっても、それが必ず女性と繋がるというわけでもないと思います。この『うつせみ』のソナは女性の姿をしていますが、必ずしも女性そのものを表現しているわけでもないというか。ちょっとわかりづらいですね。うまく簡潔に説明することができません。
『拘束のドローイング 9』も言葉が少ない作品でした。だから余白が多く感じられていいんですよね。この『うつせみ』も、たしかにそれと同類のよさが感じられます。こういうのは好きです。
>>現象さん、
20人前後の客入りというのは嘆かわしい現実です。平日だとしても、もう少し入ってもいいのではないかと思います。観客の平均年齢も高く、いわゆる韓流の流れから観に来ている女性も目につきました。若い人が少ないのは嫌韓ということなんでしょうかね。
ソナとテソクの微笑みも、母性的なものを感じさせましたね。
やはり『サマリア』を一歩押し進めたのが『うつせみ』であるように思います。
キム・ギドク作品としては、登場人物が殺人を犯さないのも初めてではないでしょうか。
このあたりにも、相当な作風の変化が見られます。
次回作『弓』の公開も非常に楽しみですね。
そうですね、この作品には『サマリア』を一歩進めたという要素があるのかもしれません。少なくとも、現在のキム・ギドクの心情が素直に投射されているんだと思います。次作、『弓』もかなり楽しみにしてます。
この母性の解釈と、テソクの行動変化の解釈は、とてもいい指摘ですね。ソナが執拗に、ゴルフボールの前に立ち、邪魔をすることもわかります。
また、唯一、安心できる寺院風の民家は、やさしい若夫婦のたたずまいとともに、母性があふれた包み込むような空間でしたものね。慧眼です!
あの寺院風の民家が漂わせる雰囲気はとても気持ちが安らぐものでした。あと、あのシーンで最も印象に残っているのは「水」の描写です。とくに、瓶に張られた水の美しさ。思わず、自分が「水」に飢えていることに気づかされたような気がしました。
う〜ん、母性ですか・・。深い洞察ですね。
確かに、ネット越しにゴルフボールが彫像に向かって打たれる導入部は非常に印象的でした。
情熱や心情に変わりはなく、態度が変わった。これも納得です。
今後も遅ればせながら観続けたい作家ですね。
ではでは。
キム・ギドクの作品には、母性というか女性性というか、母なるものへの想いみたいなものが強くにじみでているような気がします。そしてその想いは、彼の故郷である朝鮮半島と繋がっているのでしょう。でも、彼の作品は韓国でいろいろと物議をかもしてるみたいですね。
ギドク作品は、ぼくも観続けると思います。