2005年05月09日

場違いなところに身を置いてみた

mogi_ken-ichiro.jpg今日も昼に大量の鼻水ドロリ。夕方から外出。神保町の三省堂へ。茂木健一郎氏の講演を聞きに行く(講演のMP3)。

入場者は約50名弱。やっぱりぼくとは接点なさげな人たちばかり。ちょっとした場違い感を受ける。しかしそれはお互い様ということらしかった。それはしばらくして証明された。でもまあ立食パーティーでもなし、おとなしく座ってれば問題ない。静かに腰を下ろしながら、どういう世界の人達が集まったのか、などと考えつつ講演のスタートを待った。


茂木氏はブログや著作から受ける印象そのままの人だった。講演の内容は「脳と創造性」の内容の一部を簡単になぞるようなものだった。時間は約50分くらいか。創造者と創造物のギャップが大きいほど創造のレベルが高いという話がベースになっていた。創造とは、自我の中枢である前頭葉の働きによるクオリア(感覚質)によってもたらされる。F.O.K.(Feeling Of Knowing)っていうのが側頭葉にリクエストをして、アウトプットとしての創造物が生まれると。つまり、表現したいイメージみたいなのがあって、こういうのがあったらいいなという気持ちを悶々とさせていると、自分の中の誰かが側頭葉の中にアーカイヴされている情報を引っ張り出して、編集して、アウトプットにしてくれると。そしてアーカイヴされている情報からアウトプットまでが、飛躍してれば飛躍してるほど、創造性が高いといえると。そして情報を飛躍させる自分の中の誰かというのは、科学ではまだ正体が掴めていない。そこには人間の感情が関係しているらしいけど、感情とは個人差が大きいので科学の領域で解析するのが難しい。ただそこを神秘化することなく、できるだけ科学の領域で解明したいということだった。というか、講演の概略をぼくはそう理解した。

創造者と創造物の間のギャップの話は考えさせられる。モーツアルトなどが例にあがっていた。そういう意味で、現在の創造物は創造者と繋がりが見えやすいから創造としてはどうかということも、ちらっとおっしゃってた。でもそれはどうなんだろうな。ギャップのあり方っていうのは、昔と今では異なっていて、もっと複雑なものなのかもしれないなんて思った。なんとなく。

質疑応答の時間もあり、茂木氏は丁寧に応対をしてらっしゃった。ちょっとトンデモちゃんな男性が現れたりもしたんだけど、いい感じで対応してて、そこに彼のキャラクターが表れていたように感じた。

その後のサイン&握手は遠慮して、そそくさとエレベータに飛び乗ったのだった。


posted by Ken-U at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。茂木健一郎さんとじかに会ったんですね。いいなあ。NHKで見たことありますが、実際講演とかで話を聞いたらまた違った印象になるかもしれませんね。そういうところに行ってちょっと浮く感じ、よくわかります。
Posted by トーマス at 2005年05月10日 03:11
トーマスさん、こんにちは。
そうですね。TVじゃないほうが、ぶっちゃげ感なんかが増すんじゃないでしょうか。
場違いなのは事前に予想してて、それで少し億劫だったりしたんですが、そういう経験も必要だと思って参加してみました。
実は、不思議とぼくの両隣はずっと空席のままでしたw
Posted by Ken-U at 2005年05月10日 11:32
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