『路上に賭けた人生 〜ビッグイシューという挑戦〜』
昨年のNONFIXとは別のドキュメンタリー作品。創刊から約1年半。ビッグイシューの現在が取材されている。ビッグイシュー(link)については昨年末にも書いた。その後のビッグイシュー。今年の4月末、その実売数は100万部を超えたそうだ。この売り上げによって、販売員の方たちには1億円を超える収入がもたらされた。
しかしその一方で、売り上げは低迷をしているらしい。毎号2,000冊ずつ売れ残ってしまっている。さらにその知名度の低さから、企業からの広告もとりづらく、スポンサーとなる企業を見つけるのも難しい状況のようだ。ビッグイシュー日本が抱える累積赤字は1,000万円を超えるという。
販売員の生の声が聞けた。買う、買わないは別として、去年までは、通りを歩く人達の視線が看板や雑誌、販売員へと向けられていた。約半数の人達の視線を販売員たちは感じたという。それが最近では減ってしまった。その理由は定かではない。しかし、なんとなく感じるものはある。
さらに硬質でクリーンな社会が求められているこの国の中で、このままビッグイシューは黙殺されてしまうんだろうか。
番組では、代表の佐野章二さんの他に、東京でスタッフとして働いている香取剛さん(28)と池田真理子さん(29)の姿を追っていた。香取さんは情報誌を発行している出版社を辞めて、ビッグイシューを選んだ。池田さんはモデルを辞めて、その後ビッグイシューを見つけた。それぞれに思うところがあって、今の仕事を選んでいる。彼らが求めているなにかが、現代社会の底辺を生きる無縁の人達との繋がりの中で見つかった、ということなんだろうか。とても感じるものがある。余談だけど、池田さんはこれからも素敵な女性でいて欲しいな。
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以下には、去年NONFIXを観たときに書いた、ホームレスとビッグイシューについての文章を、少し修正して再掲載する。少しでも参考になれば。
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2004年12月22日 『雑誌「ビッグイシュー」を知っていますか?』
「ビッグイシュー」という雑誌がある。ぼくは昨晩まで知らなかった。フジTVNONFIXの、『路上の未来〜「ビッグイシュー」とホームレスライフ』(link)と題した番組の中で、この「ビッグイシュー日本」が取材されていた。この雑誌はイギリスでスタートしたもので、現在では世界24カ国で発行されている。日本では2003年の9月に、大阪でスタートした。現在では東京・横浜など6都市で販売しているそうだ。この雑誌は街頭でしか販売されていない。そしてこの雑誌の最大の特徴は、販売員が全てホームレスであることだ。
この番組を通して紹介された、国内におけるホームレスの実態について簡単にまとめると、
・国内のホームレスの人数は正確に把握されてはいないが2万5千人とも5万人とも
いわれている。
・ホームレスの約7割は仕事を持っている。
・そのうちの7割は廃品回収(空き缶1kgが100円で買い取られる)
・公園などでグリーンの作業服を着て掃除をしている人達もホームレス
(賃金:8,000円/8h・1日)
・ホームレスの平均月収:2万円
・ホームレスでも路上生活していない人が40%程いる。
・東京都ではホームレスの自立支援政策として、期間限定(2年間)で
家賃3千円のアパートを貸し付けている(link)。
また、希望者には月4万円程度になる仕事を斡旋する。(link:PDF / HTML)
ホームレスの多くは勤労意欲を持っていて、実際働いている人も多い。とても失礼なことだけれども、この事実は少し意外だった。
番組では、販売員をしているホームレス数人の生活の様子を追っていて、とても興味深かった。ホームレスになるきっかけは人それぞれ。ある人は勤めていたパチンコ店が潰れたことがきっかけになって。ある人は息子の暴力に堪えかねて家出をしたせいで...
「ビッグイシュー」はホームレスの自立を支援するための雑誌だ。海外では、独自にビョークなどのアーティストに対するインタビューも記事にできている。日本では矢井田瞳と自閉症との関わりなどをとりあげたこともあるようだ。
販売員はそれぞれに工夫を凝らしながらこの雑誌を販売している。定例で、情報交換のための販売員会議なども持たれていて、表やグラフをつかって販売状況が分析されていた。販売員の方々の姿勢からは、とてもポジティブな印象をうける。現在では350人の販売員が登録されている。
その一方で、ホームレスの自立には課題も多いようだ。自治体の支援には格差があり、都内の支援水準が周囲と比べて高くなるに従って、周辺エリアからホームレスが流入してしまうという問題や、炊き出しの援助が充実することで、働かなくても三食の食事がとれるようになっていて、それがかえって自立を妨げているとこなどが紹介されていた。
比較的働くことに前向きだと思われる350人の「ビッグイシュー」販売員のうち、自立して販売員以外の仕事を持つことができた人は、わずか20名だという。その事実からも、ホームレスの自立がとても難しいということがわかる。
自由に生きてしまっているぼくは、比較的ホームレスに近い世界を生きている。そんなぼくにとって、この番組はとても興味深いものだった。これからは、近所に棲むホームレスに対する見方もかわるかもしれないな(過去記事)。



そのドキュメントみれなかったのですが、Ken-Uさんの文章ブログで使わせてもらいました。
TBもさせてもらいました。
ホームレスや彼らに対する支援についての現状について、情報が少しでも広がればと思います。
そちらの記事も読ませていただきます。
ビッグイシューは経営難と聞き、各ブログにコメントを書き込んでいる中、このブログに出会いました。
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さて、私、ビッグイシューの知名度を上げるため応援ラジオを始めました。
http://www.voiceblog.jp/bigissue_ouen/
podcasting対応なのでiPod所有のご友人に紹介していただけると嬉しく思います。「通勤・通学電車の中で聞き→下車した駅で雑誌を購入」という流れを作るのが目論見です。
ビッグイシュー、今後も応援していきましょう!
さっそく紹介いただいたサイトをチェックしてみたいと思います。現在はPCの調子が悪いので、少し先になるかもしれませんが。
ぼくもなんらかのかたちでビッグイシューを支援できたらと考えています。