ブレーメン vs レアル・マドリー

それにしてもドイツはタフだなと思う。グローバル化の波に押され、欧州の各クラブ・チームでは様々な国籍の選手がプレーするようになっているのだけれど、それでもそれぞれのサッカーにお国柄がでるところが興味深い。サッカーはその土地に根付くものなのだろうか。ぼくは基本的にドイツ・サッカーが好きではないのだけれど、ブレーメンは例外的に楽しめる。最終節のオリンピアコス戦も期待したい。
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リヨン vs バルセロナ
バルサの先制ゴールはとても綺麗だった。しかし、そのまま勢いに乗ることができないのがいまのバルセロナだ。そのうち試合は膠着状態に陥り、ジュニーニョの例のあれをくらってしまう。その後、メッシが個人技で打開するが、勝ちきることはできなかった。
膠着状態にじれたグジョンセンが、後半、少しずつポジションを上げていくところが面白かった。そしていつのまにかトップに居座り、ボールもそこに入るのだけれど、彼はそれを決めきれない。で、ロナウジーニョと交代させられてしまう。これで当分の間、彼がトップで起用されることはないだろう。
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リバプール vs ポルト

トーレスに心を鷲づかみにされ、歓喜に悶え狂うサポーターたち。そのノイズのうねりに後押しされるように、リバプールの選手たちはポルトのゴール前へとなだれ込んだ。あとは、もうお祭り騒ぎである。異空間と化したアンフィールドの雰囲気は、TVで観ていても素晴らしいなと思う。
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セビリア vs アーセナル
アーセナルの先制ゴールがセビリアのスイッチを押した。それ以降、セビリアが一方的にゲームを支配していたと思う。絶好調のアーセナルとはいえ、タレントがある程度そろわなければあのサッカーはできないようだ。とくにトップの不在が響いているように思えた。今節、アデバヨルは休養だったのか。あと、途中退場したセスクの怪我は大丈夫だろうか。
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ローゼンボリ vs チェルシー
今節、いちばん期待していた試合だったのに、ローゼンボリには裏切られた。つくづくサッカーはわからないなあと思う。この時期、北欧のチームはコンディションを落としてしまうようだ。またドログバか、という試合だった。
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ヴァレンシア vs シャルケ

さて、クーマンはこれからどうするのだろう。もちろん、今後は国内リーグに集中するのだろうけれど、予選敗退によってクラブの運営予算に大きな狂いも出るようだし、経営陣からの圧力、干渉や選手とのごたごたも含め、なにかと面倒が降りかかってきはしないだろうか。困難を乗り越え、以前のあの良質なサッカーをとり戻してほしい。
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M.ユナイテッド vs スポルティング
退屈な試合だったので背中で実況を聴きながらPCをいじっていたら、最後の最後で逆転。ファーガソン監督はさすがに勝負強い。
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セルティック vs シャフタール
退屈な試合だったので背中で実況を聴きながらPCをいじっていたら、最後の最後で逆転。セルティック・パークには魔物が棲んでいる。試合終了後、ドナーティは泣いていたようだ。いい年をした男が思わず泣いてしまうほどの力がサッカーにはある、ということなのだろう。
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リーガ・エスパニョーラ 第13節
バルセロナ vs レクレアティーボ
ラシン・サンタンデール vs ヴァレンシア
バルサは順当な勝利。一方、ヴァレンシアは波に乗ることができなかった。
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リーガ・エスパニョーラ 第14節
エスパニョール vs バルセロナ
バルセロナ・ダービー。のわりには、緊迫感に乏しい試合だった。バルサのあの綺麗な先制ゴールのあと、グジョンセンが歓喜の輪からボウジャンを引っ張り出し、真剣に何かを伝えようとしている姿が印象的だった。大人に混ざって大仕事をこなしてはいるけれども、ボウジャンはまだ子供なのだ。
この試合、ライカールトはまたもや後手を踏んでしまった。振り返れば、この試合、プジョルをもう少し早い時間で下げるべきだったのだ。前半はよいパフォーマンスをみせていたのだけれど、後半、スタミナが切れたのか、彼はエスパニョール左のリエラの上がりについていけなくなりつつあった。あのイエロー・カードがその証である。で、失点してから交代。これ以降、ライカールトになす術はなかった。デコの復帰が待ち遠しい。
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試合数が多すぎるせいもあって、ひとつひとつの試合をじっくり観ることができなかった。ブレーメン対マドリーはもういちど観てみたい。