2008年04月27日

RESTLESS +2

MATTHIAS TANZMANN / 『RESTLESS』 (MOON HARBOUR)

パリの某ショップで流れていた「ドイツのミニマル」が心地よかったので、これからはミニマル系もチェックしようと思い、ためしに本作を購入した。

restless02.jpgミニマル・ハウスの音には透明感があり、その透明な音のつらなりは空間のあちらこちらに打つ音をこだまさせる。かと思うとそのつらなりは膜のように振る舞い、目には見えないクッションとなって、膨らみ、ぼわぼわとした弾力に富む波動を生み出す。あるいは鈴のように細やかに鳴り響く。変幻自在である。ミニマルというくらいなのでサウンドは構築的ではなく簡素で、しかし簡素ではあるけれども変幻自在であるので脳内で複雑に響きわたる。しかも、その音の背後には秘めた暴力性というか荒々しさが隠されていて、聴く者の心の奥底に潜む暴力への欲求をくすぐりながら鎮めてゆく。とても心地よい音だと思う。

Moon Harbourはドイツでも指折りのミニマルハウス・レーベルであるらしく、それを主宰するMATTHIAS TANZMANNによる初のフルアルバムがこの『RESTLESS』である。パッケージには『Five Years of Moon Harbour』と題されたボーナス・ディスクがついていて、さらに会計時に『DJ at Mixrooffice, Shibuya』というプロモーション用ディスクをオマケしてくれる。これらの作品群はいま探しているミニマルの音ずばりというわけではなかったけれど、ミニマルの魅力を感じることはできたし、よいきっかけになった。


posted by Ken-U at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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