2008年12月23日

旅 #1

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いまの仕事で初の国内出張。その記録。

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11月18日(木) 晴れのち曇り

朝。久しぶりの羽田であるせいか予測が甘く、出発15分弱前に空港に到着。すぐさま荷物を預け、そのまま搭乗する。

空港着。バスに乗り換え、市内を目指す。ここは父方の祖父の生まれ故郷なのだけれど、僕にとってはこれが初の訪問となる。窓から空を見あげる。雲の合間から光が射している。

市内に到着。キャリーケースとコートをロッカーに預け、街を歩く。歩きながら、昼食をどうするか、本日最大の案件について思いをめぐらす。牡蠣が食べたい。

商談をすます。が、予定よりずいぶん遅れてしまい、15時を少し回っている。愕然とする。だいたいの店はもう閉まっているのだ。ぐるぐると歩き回る。その末、しょうがないのでお好み焼きで手を打つ。その中に牡蠣も入れてもらう。あと、生ビールをつける。その後、徒歩にて原爆ドームへ。

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古めかしい路線バスに乗り、駅へ。切符を買って新幹線に乗り込む。不眠。下車。徒歩。商談。徒歩。不況の波。街は寂れている。駅にて切符購入。乗り込む。そして到着。

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現地の営業さんに連絡を入れるとすでに駅に向かっているという。で、携帯にて商談中に再会。その後、近くの居酒屋に連れ込まれる。そこで事務の女の子と再会。イカをはじめとする魚介中心のメニューがいろいろ。と、なぜか芋焼酎がハーフボトルで。ロック。酔う。

その後、ふらふらと地下鉄で移動し、ホテルにチェックイン。就寝。

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11月19日(金) 晴れ

起床。チェックアウト。フロントにキャリーケースを預け、出かける。徒歩。商談。徒歩。ホテルで荷物を受け取り、営業所であるマンションの一室まで移動。事務のコがひとり働いている。おしゃべり後、昼食は彼女のおすすめのうどん屋へ。ふたりで千円ちょっととつつましやかである。又、おしゃべりのあと、ひとり駅へ。切符を購入し列車。移動。眠れやしない。

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到着。市電に乗り換え、市街へ。徒歩。地図を眺めながらぐるぐる。で、助けを借りて目的地を発見。商談。その後、いつもの美容師さんに教えてもらったラーメン屋へ。すると女将さんが近くの席に陣取る。創業は50年ほど前。蒲鉾屋に嫁いだのだが夫が若くして亡くなりいろいろ苦労した末ラーメン屋となる。いまではTVバラエティに出たりと人気なのだという。彼女が薦めるままに注文し、食べ、ビールを飲んで会計。人生、いろいろあると思う。

徒歩。市電を待つあいだ少ししんみりとする。不況の波に飲まれた元取引先の専務。彼女は、別れ際に「がんばってくださいね」と僕に繰り返した。駅。土産のさつま揚げを買い込む。あと、自分のぶんの揚げ立てと、芋焼酎と湯呑を買い足す。湯呑は構内のトイレですすぐ。すすいで洗い流す。

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乗車。賞味期限が当日中の揚げ立てさつま揚げと、現地限定販売の芋焼酎をいただく。いかにもおっさんであるが、それでもいい。これがこの旅のご褒美なのである。最後は悦びで締めたっていいじゃないか。

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生涯初の飛び込み営業は予想よりよい反応が得られた。何事も経験。つくづく、自分はアウェイ戦で燃えるのだなあと思った。そしてついでにマシュー・バーニーのことも思い起こした。人は、アウェイの経験を通して脳の成熟を進めるのである。私の旅は続く。


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2008年12月14日

deep onsen +1

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先週の金曜は代休をとり、三連休にした。

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11月12日(金) 晴れのち曇り時々雨

少し早起きをして都心から脱出。午後、鄙びた温泉町に到着した。その後、宿から一歩も出ることなく、温泉、夕食、温泉、就寝。国内の一人旅はこれで二度目だけれど、純粋に温泉を目的とするのはこれが初めてである。宿は、温泉、食事、地元の七福茶ともよかった。内湯はそう広くはなかったけれど、主たる浴槽のほかに、寝湯、打湯、腰湯、かぶり湯などと充実しており、満足した。湯は白濁で、強酸性。なんでも、五寸釘が約10日、コンクリートが約1ヶ月で溶けてなくなってしまうという。寝湯でゆらゆらとしながら、このまま溶けてしまいたい、と願うふりをした。食事には冷酒を一瓶(二合)つけた。

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11月13日(土) 曇りのち翌未明から雨

朝風呂、朝食、それから少しぐだぐだ。その後、会計を済ませ、バス停を通り過ぎてその先にある神社へ。お参りをしてから、生けるものを皆殺しにしたという石を見にいく。それはこの世の果てのような場所にある。河原沿いには地蔵の群れ。

帰宅。身体からまだ硫黄の香りがする。散髪、紅茶、パン、洗濯。

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夜、いそいそと出かける。友人の友人が手掛けるパーティーが都内某所にて。会場を見渡すと、すでに多国籍の男女が入り乱れてわいわいとしている。鄙びた温泉町から都内おしゃれスポットへ。その振幅をつなぐのは時空を超えたロック・スピリッツであった。この日のゲストDJは、珍しくロックをメインにつなぐスタイルを持ち、みずからヴォーカルもとった。が、東京にはもうひとつあわないのかな。その中でも、最も興奮したのはやはりポールダンスである。ダンスそのものは去年みたものの方がレベルが高いと思ったけれど、それでもやっぱりダンスはかっこいい。それは、言語の外で躍動する。


未明。三人で脱出してお茶。それぞれが仕事で抱えるやっかい事に話題が移る。この日の彼女たちに限らず、現場の槍玉にあがるのはいつも腑抜けた中高年の男たちである。彼らは、現場のことがわからんくせに権力を振りまわしたがり、女を排除しながら勝手にわけのわからん判断を下す。そうしてフィクショナルな世界に居座りへらへらとしているのだ。彼らはすべてを自滅に導く。

外は雨。すでに地下鉄は動きだしている。

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11月14日(日) 雨のち曇り、少し日差しが

午前、目覚めるとベッドからTVを点け、録画していたクラシコを観る。その後、Aランチ、洗濯、紅茶。窓から夕焼けがみえた。これからシャワーを浴び、夕食の支度をする。

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記録できていない諸々:

・映像と目に見えない存在
・ニシノユキヒコの冒険
・拘束ナシ
・うつろ舟
・僕らのミライへ逆回転
・バイバイ ポラロイド
・三つのエコロジー

年内にはなんとかしたい。
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2008年12月11日

送別、忘年

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もうすぐ今年も終わる。

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12月5日(金) 曇りのち雨のち曇り

送別会。新宿にて。

彼女からパリに移住するという知らせをもらったのは週の前半、たしか火曜か水曜日のことだった。正直、ずいぶん急な話だなあと思った。けれど、善は急げというし、市況は悪化する一方だし、いろいろ考えると移住にはいいタイミングなのかもしれない。というか、業界からいったん足を洗うにはいい機会だと思い直した。彼女が属する会社も、豪奢なビルを建てて以降は業績が悪化する一方のようだった。移住後は、とりあえず専業主婦をしながらフランス語を勉強するらしい。彼が、「ボクノカイシャハ、シャインヲゼッタイクビニシナイ」と言ってたことを思い出した。

会の参加者は、やっぱりフランスの男と日本の女ばかりだった。日本の男は僕をいれてふたりだけ。まあ、そんなものだ。で、驚いたことに、二次会はカラオケに行こう、と若いフランスの男たちが決めた。そこで気づいたこと...

・若いフランスの男たちは流暢な日本語で流行歌を歌う。
・「オー・シャンゼリゼ」も日本語で歌う。
・アニメの主題歌がかかるとさらにハイになる。
・呆然と見ている僕にカラオケを強要する。
・たまに井上陽水とかも歌う。

店を出たのは深夜2時過ぎ。おみやげに日本茶セットを渡し、日本男子ふたりでタクシーを拾って寄り道なしで帰宅。

さようなら。

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12月7日(日) 晴れ

近所に住む友人宅でひとあし早いクリスマス・パーティー。手料理をご馳走になり、子供たちと遊んだ。ここ最近は、あの子たちと遊ぶのがいちばん楽しい。彼らもなついてくれていて最高である。至福のひととき。無防備な存在は周囲を幸福にする。
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2008年11月24日

高尾

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11月23日(日) 晴れ

三連休の中日は高尾山へ。これで高尾は2度目なのだけれど、単にビールを飲みにいった前回と違って、山そのものが目的である今回は、高尾山口から山頂まですべて歩いて登り切った。

片道、1時間弱くらいはかかったのだろうか。登りは序盤から続く急勾配で少し息が切れたが、20分ほどかけてそこを乗り切ると坂はやや緩やかになり、以降、わいわいとハイキング気分を満喫することができた。今回のメンバーは、僕と僕の友人、それに彼女の友人カップルとその同僚で、アメリカ人(NY)2名、アフリカ人(ケニア)1名を含む計7名のやや大所帯である。僕の友人以外の人たちとはこれが初対面、あるいは二回目とつきあいは薄い。

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今回の主な目的は、いちおう紅葉見物だったのだけれども、木の葉はまだそれほど色気づいてなかった。来週末、あるいは再来週あたりが旬なのかもしれない。途中、去年みた洞窟のところにみんなと行き、洞窟に入り、銭を洗った。

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山頂。到着した頃はもう日暮れ時で、やや肌寒く、甘酒がうまく感じられた。遠くを見やると西の果てには富士。やっぱり稜線がきれいだなと思った。

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外国人からの質問

・地蔵の頭巾や前掛けはなぜ赤いの?
・狛犬ってなに?なぜ一方の口は開いてて一方は閉じてるの?

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日米の会話の中で、「カクニンシテクダサイ」「チャント、チョウサシテクダサイ」などと、アメリカの男が片言の日本語でげらげら笑っている。聞くと、会議のときによくつかわれる日本語らしい。なるほど、いかにもな日本語だなあと思って一緒に笑った。

下山するときにはもう日が暮れていて、真夜中のような闇の中を歩かなければならなかった。途中、怪我をして担架で運ばれる人もいたり、やっぱり山はそれなりに危険なところなのだなあ、と再認識。でも機会があればまた登ってみたい。
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2008年10月27日

運動会

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10月26日(日) 曇りときどき小雨

この日は子供の運動会。といっても、私には子供がないので、正確にいうと「友人の息子が通う幼稚園の運動会」。もともと招待されてはいたのだけれど、当日は鹿島戦もあり、あるんだよなあ、なんて思っていたら急きょ父親が出張になったので、決意。だから日曜のわりには早起きをした。

自分用のランチを作ったり買ったりしているうちに少し遅刻。会場までは徒歩ではなくバスで移動した。で、公園に着いたらすぐさまお母さんからビデオカメラを受けとり、動画デビュー。それから数時間、カメラをまわしながら、かけっこや障害物競走や対抗リレーにまで出場した。いざとなると、かけっこなどは本気になってしまい、それ用のスニーカーではないことを後悔した。でも、ビデオ撮影は予想以上に面白かった。ただ、私には編集権がないため、未編集でもそれなりに流れるようショットの繋ぎを考えなければならなかったのだけれども、そうはいっても初体験、それに運動会の流れも頭に入っておらず、さらには子供たちが好き勝手な行動ばかりとるため、残念ながら納得のいく映像作家デビューとはならなかった。父親が帰国したら、記録の出来を確認させていただこう。

多くの男たちがこの手の運動会でビデオデビューを果たすのだろう。そうした父親の周辺業務を肩代わりしてみて、人生のよい記念になった。
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2008年09月25日

From "lui" to "Ken"

社用で旅。17日の夜に成田発、23日帰国。

9月18日(木) 晴れ

パリの空港に着いたのは未明の4時過ぎ。寒い。気温は10度を下回っている。セキュリティチェックのドアが閉鎖されていたため、通路に放置され、遭難者の如くぶるぶるしながら開くのを待つ。やがて通過、ラウンジへ。マイルがたまったおかげで今回から正式にラウンジをつかうことができるのだ。っていってもたいしたものはない。で、白ワイン。読書。

早朝、現地。ホテルに着くもチェックインができないためラゲージをあずけ、ぶらぶらする。近辺で軽く食事。チェックイン。シャワー。その後、会場へ。

会場。ブースへと向かう。暖かく迎えてくれるスタッフ。いつのまにか、アウェイがアウェイではなくなりつつある。で、資料を受け取り、明日の準備。疲れているが、そんなことをいってる場合ではない。

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その後、ホテルに戻り、ふらふら歩いていつものバールを覗くがやはり超満員。というか、店が人ごみに埋もれている。俺がみつけた店なのに、とわけのわからんことを思いながら近くのトラットリアにて夕食。入り口近くに日本人グループがおり、じろじろ見られるが、やがて無視。欧州で面白いのは、日本人が他の日本人の存在を黙殺するところ。欧州人気取り。

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9月19日(金) 雨のち曇りのち晴れ

終日仕事。日本人客がすっかり目立たくなってしまったが、それでも仕事なので会場を離れるわけにもいかず、午後は暇疲れ。アジア人といえば、中国系のバイヤーばかりである。なんで、エレナによしもとばななの話を振るが、ノリが悪い。彼女の領域を侵しすぎたのかなあと思って距離をとり、この春、学校を出たばかりだというマルティナと雑談。若いのに、とてもしっかりとした考えを持つ女性である。

この日、私が属する会社社長が来場。現地の社長が私の肩をぽんぽんしながらMolto bravo! などと絶賛する様子をあんぐりとみていた。爺さんは体調が悪いようだが、それでも約束のディナーには出席するという。

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ホテルまでの帰り、ちょっとだけ市街地に立ち寄る。ドゥオモ付近でなにやら楽しげなテントが。たぶん、コスメ関係のイベントなのだろう。モデルの美脚に心奪われる。

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夜。食事会。席上、爺は私に、きみの笑顔をここで初めて見たよ、そのほうがずっといい感じじゃないか、と言った。そこで先方の社長が、うちに来るときはいつもこんな感じですよ、と言い、私に対する絶大なる信頼を表明してくれた。なんともありがたい。

その後、自社の社長、他の社員を見送り、現地の社長に誘われて例のフリーランスと一緒に川沿いのバールで一杯。で、いろいろと話し、名前の話題になる。彼らにとって私の名前は憶えづらく、発音するのももうひとつのようで、"Ken"と読んでもいいかと言われ、シーと即答。この一年半、なかなか名前を憶えてもらえず、フリーランスを通して会話するときも、私は常に"lui"であった。私の胸の中に沈殿していたこの"lui"という言葉がこの日をもって解消された。これでいよいよ彼らに迎えられたという気がして素直に嬉しい。Ken, Ken, Ken grande、と嬉しそうな社長。しかし、どちらかというと嬉しいのは私の方だ。この1年半、苦労した甲斐があった、などとしみじみする。

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9月20日(土) 晴れ

終日仕事。この日も暇づかれ。会場は市内から1時間ほどと離れているため、暇だからといってうかつにここを離れるわけにもいかず。で、あと2時間で閉場、ってときに来客が2件かさなる。1件は新規。昔、お世話になったことのある地方の有力店で、こちらからアプローチしようと思っていてできなかったのが、あちらから来てくれた。それも、今回は取引きを見送る予定だったけれど、いろいろと偶然が重なって生まれた縁でもあるし、商品も思った以上によいので、もうここで取引き始めちゃいましょう、といわれ、心の中で歓喜。まだ小額だが、この縁を大切にして育てていこうと思う。

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夜。いつものピッツェリアが工事中で閉まっていたため、新たに開拓する。こちらの方が味がよく、ひとりでも居やすいので、これからはこの店も利用しよう。その後、深夜まで仕事のまとめ。

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9月21日(日) 晴れ

朝、別のアポ。よい商談ができた。客を見送ったあと、ふたりでお茶。相手の営業は、母親の代からこの手の仕事をしていて、商社の体質も含め、日本の業界のことにも詳しい。べらべらと話すことが好きなイタリア男である。もし彼らといい関係をつくることができれば、私の欧州での仕事にも広がりがでてくるかもしれない。で、イタリア語を勉強したいんだよ、というと、英語よりも難しいよ、と意外な言葉を返してきた。その理由は、文法における例外。せっかくルールを憶えても例外が多く、把握するのが難しい。まあ、フレキシブルな言語なんだ、と彼は言う。で、それは君らの文化そのものだね、というと、そうそうその通りなんでもフレキシブルなんだ、と笑った。彼は仕事についてもいろいろと情報をくれた。ありがたいことだ。

昼、会場に戻り、書類を渡す。で、いろいろと確認。簡単な英語とイタリア語の混在したここ独自の言語である。すると横からマルティナが名刺を一枚渡してくれた。みると、これまで何度アプローチしても冷酷だったバイヤーのもの。きくと、商品に興味があると言い残して立ち去ったという。喜びの上塗り。手応えを感じる。で、最後にフリーランスを通じて社長との挨拶。これからもっとよい状況になるのでお互いにがんばろう、と言われる。素直に嬉しかった。

夕刻。昔の取引先社長に呼ばれ、商談。すっかり落ちぶれてしまっていて、ある種の哀愁が漂っている。おまえのところと取引きがしたい。もうガアガアうるさいことはいわないし、少しずつステップアップできればいいので、前向きに検討してもらいたい、とのこと。しかし商談の中で、彼は私にいくつかの嘘をついた。じつに安直だなあ。だからこんなに落ちぶれたのだ、と口には出さなかったけれども、そうなんだと思う。ありがたい話だけれど、彼と心中する気にはなれない。

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夜。ひとりで晩餐。いつもの通りには屋台が並んでいる。が、高い。なので、迷った末、また昨日のピッツェリアに行く。ワインの量を増やし、ドルチェをつけて、最後の晩餐にふさわしいディナーにしてみた。読書はそれほど進まなかった。

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9月22日(月) たぶん晴れ

夜明け前、タクシーで空港へ。で、朝っぱらからラウンジで白ワイン。パリ経由、成田行き。パリでは時間がなく、すぐさま搭乗。寒い機内でいろいろと回想する。期待以上によい旅になった。

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出張前、いろいろとあり、来春を限度に退職すると周囲に宣言していた。そもそも私は流れ者であるし、そのうえあの会社に対する不信感が限界を越えてしまったのだ。ふざけんなよおまえら、と思う。すでに数人のエージェントと会い、求人情報をもらったりもしている。というか、三年前は働かずにぶらぶらしていたのだ。来年、またぶらぶらしてもいいとさえ思っている。私は閉鎖的な古い日本企業体質に苛ついているし、貧乏臭い既得権益にしがみついてギスギス生きる腑抜けになりたくもないのだ。もうどうでもいい。これまでの成果はみんなおまえらにくれてやる、あとは好きにしろ、とも思う。しかしここにきて、取引先の社長からの信頼は期待以上に厚いものとなり、懸案だった新規の顧客開発にも手応えを感じ、欧州での新たな可能性も芽生えつつある。とくに、向こうの社長の信頼を裏切ることはできない...揺れる。

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出発前に観た映画:『Tokyo!』、『この自由な世界で』
出発前の読了本 :『神曲 地獄篇』、『地獄の季節』

旅行中の読了本 :『なんくるない』、『夫婦茶碗』

機内で観た映画 :『SEX AND THE CITY』
台詞がほとんど聞きとれないせいか、つまらん映画だった。というか、そもそもこれは映画ではないのではないか、とも思った。
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2008年09月07日

送別

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9月某日 たしか、晴れ

夜、送別会を開いた。販売スタッフのSさんがこの日で退職することになったのだ。彼女はいまからちょうど一年前、ぼくが面接して採用を決めた派遣社員である。当時、ぼくは計6人の販売スタッフを探していたのだけれど、社内の人材不足もあり、ほかの社員たちと同様、派遣会社をつかって適当な販売スタッフを探すことにした。それまでぼくは販売員を原則社員として扱う会社に勤めてきたので、というかそもそも販売員の人事を自分でやったことがなかったため、派遣会社とのやりとりそのものが初体験で、これはよい社会勉強になった。その後、彼らとの付き合いはいまも続いていて、面倒や嫌なことも含め、いろいろなことを感じる毎日である。

Sさんは、ぼくよりひとまわり以上年上のバツイチ女性で、もともと販売職ではなく、以前は別の職種に就いていた。けれど、いろいろあって、本業を続けることができなくなり、それで派遣会社に電話、登録し、ぼくと出会うことになったのだ。あの面接のことはいまでもよく憶えている。あのとき、ぼくは迷った。彼女は、ぼくが扱う商品のターゲットよりずっと年上で、それに勤務予定の店舗の中でもかなりの年長である。しかも、販売職の実績もないのだ。下手をすると、彼女の立ち振る舞い次第では、店舗内で、あるいは取引先とぼくとの間で問題が生じる可能性もある。さらにいえば、この機会はぼくにとっても大きな節目なのだ。ここでずっこければ、社内の逆風がますます強くなるだろう。ただでさえ、会社では皆が失敗すると思って傍観している事業だというのに...

それから一年間、彼女にはたいへんお世話になった。店舗は去年9月のリニューアル以降、順調に売り上げを伸ばし、ぼくの仕事に対する取引先からの信頼も増した。この事業がそれなりにうまく立ち上がったのも彼女やほかの販売スタッフのおかげである。それになにより、彼女が奇跡的に本業復帰できて、こうしてほかの派遣販売員たちと集まり、会社や契約の垣根を越えて賑やかに彼女を見送れることがなによりうれしい。これでめでたく本業に復帰できる彼女は、年齢のことを考えても、次の会社でそのまま定年を迎えてリタイアすることになるだろう。そうしてキャリアを終えられるのがなにより幸せなことだ、とSさんは繰り返した。そのほかにも、地方で暮らしているお母さんや同居している娘さんのことなども話してくれた。最後に花束を渡し、握手を交わしながら、この業界は狭いのでまた別のかたちでお付き合いが続くといいわね、と言われ、嬉しかった。
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2008年08月03日

欧州散歩録

今回の旅では街をぶらぶら歩くことができた。その記録に画像をいくつか貼りつけておく。

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路地をみつけるとつい迷い込みたくなるのが人情である。通りの先にのぞくのはドゥオモ。

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ドゥオモの周囲には観光客がひしめいている。馬車もある。馬車は、客を乗せて街をぐるりとする。昼食中の馬。食べ方が豪快である。

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妙な乗り物で街をぐるりとするツアーもあるようだ。ガイドの話に聞き入る客。

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ダンテ宅にて。地獄。

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煉獄。

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天国。

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物憂げである。


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昼、アスパラガスのリゾットをいただき、2杯目のプロセッコでゆるりとする。

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ミケランジェロ広場を下る。土壌が石灰質なのか、地面が白っぽい。強烈な陽光とのコントラスト。影が深い。

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しばらく歩いていると、脇道から突然あやしげな人たちが湧き出てきた。鳴り物を響かせながら、みな口々に"Hare Krishna, Hare Krishna"と歌っている。調べてみると、これはなにかの宗教団体であるらしい。その中身は別として、ストリート・ミュージックとしては心地よくてよいなと思った。

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路上にそのまま絵を描く人。

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地下鉄にて。東京の地下鉄にもこれがほしい。座るでもなく、立つでもない姿勢で列車を待つことができる。ただ、つかっている人をあまり見たことがない。

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地球温暖化。取って付けたようなエアコンの室外機が通りに点在する。

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ポンピドゥにて。これはWang Duという美術家の『La baiser』という作品。驚くことに、キム・ギドクの『うつせみ』そのままである。ちなみに、こちらは2005年の作品で、『うつせみ』は2004年(日本公開は2006年)と時期が重なる。ふたりは交流があるのだろうか。

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こちらはJean Dubuffetの『Le Jardin d'hiver』。洞窟のようなつくりになっていて、中に侵入することができる。内部の黒い縁取りが凹凸に沿っていたりそうでなかったりするため、歩いていてずっこけそうになったりよろよろしてしまって面白い。

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鑑賞後、狭い通りに出てそこからさらに少し奥まったところにあるカフェにてシャンパンをいただく。ゆるりとする。

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二都市でそれぞれ約半日ぶらぶらした。こんなことはそうないと思う。これが最後になるかもしれない。
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2008年08月02日

帰国

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木曜の夜、帰国した。

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7月23日(水) おそらく晴れ

朝、地下鉄からTCAT、そこでバスに乗り換えて成田へ。昼の便で出発。

夕刻、パリで乗り換えて、夜到着。しかしまだ薄明るい。空港である商社マンとばったり。明日からの2日間は彼と行動をともにしなければならない。タクシーに同乗し、先に降りる。ホテルは別にしたのだ。4年振りに訪れるホテル。なんとなく、ポーターがぼくのことを憶えていてくれたような気がする。部屋で簡単な荷解き。その後、街を歩く。リパブリカ広場の隅でメリーゴーランドがまわっている。路地裏に侵入し、とあるピッツェリアで軽い夕食。

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7月24日(木) 晴れ

挨拶のあと土産を渡し、それから終日商談。英語で長時間のミーティングは久しぶりだ。途中、語学力と集中力の問題からゆらゆらしてしまう。が、商社の助けもあり、切り抜ける。まあ、そつなくこなしたと思う。くだらん商社マンの支えがあって私があることを私は実感する必要がある。その後、三社で夕食。相手の社長兼デザイナーがジャズが好きらしく、マイルスの話題が弾む。彼女はアメリカ生まれなのだがイタリアでキャリアを積み、現地の男と結婚して今に至る。デザイナーとしてのプライドは高いのだが細やかな気配りができたりと素敵な人である。が、食習慣はアメリカ時代とかわらず。昼はハンバーガーで夜も肉。日本食も駄目なのだそうだ。そのくせ、この街の食は貧しい、とかわかったようなことをいう。ヴァカンスはバリ島で過ごすらしい。

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7月25日(金) 晴れ

午前中は昨日の続き。先方の副社長(夫)はまだ荒れている。イタリアの男はすぐにキレるので迷惑極まりない。幼稚なのだ。そして話が迷走する。もうあんぐりである。

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商社絡みの案件が一段落したので、午後、ひとりで別のオフィスへ。前回のパリで、ここのデザイナー兼社長と話をしてそのあとメールでやりとりしながら今回のアポをとったのだ。オフィスはこじんまりとしていて、かわいい犬が二匹いる。あいにく社長はパリ出張とのことで、その息子と営業の三人で話す。新作のサンプルまで見せてくれる。大手商社の悪口などで盛り上がる。好印象を得る。土産を渡す。

ホテルに戻り、散歩。携帯に連絡が入り、夕食は商社ととることに。ふたりでリパブリカ広場を歩く。さあどこにしましょうかねえ、と言われる。しらばっくれる私。で、広場から裏に入るといろいろ店がありますよ、といってみる。が、商社は、まあそれも面倒だしここらあたりでどうでしょう、と広場に面したいかにも観光客用の安っぽいリストランテを指差す。同意する私。大手商社マンは路地裏を嫌う。

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7月26日(土) 晴れ

終日フリー。意外にも、この街で自由な時間を持つのは初めてだ。午前、ウフィツィ美術館とダンテの家を訪ねる。ドゥオモの周囲をぐるりとまわる。昼食後、ホテルで小休止。夕刻、ミケランジェロ広場まで歩く。街を見下ろしてやる。で、携帯が鳴り、また商社と合流。ふたりで夕食をとる。今宵は阿呆な福社長(夫)のお薦めトラットリアである。ビステカを食らう。店の男に、ドゥ・ユゥ・リメンバー、アントニオ・イノキ、フジナミ・タツゥミー?と訊かれる。もちろん、と猪木世代の私たちは答える。と同時に、商社が猪木の顔真似をして爆笑を誘う。店の男は子供の頃、猪木と藤波に魅了されたのだという。

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7月27日(日) 晴れ

朝はゆっくり。昼前に駅に向かい、予約していたユーロスターに乗る。で、2時間半ほど移動したところでフリーランスと待ち合わせ、普通列車に乗り換えてさらに約1時間。駅前で社長が出迎えてくれる。そこからさらに半時間ほど車で移動。ホテルにチェックインし、荷解きをして、少しだけゆっくりしたところで社長が迎えに来てくれて、フリーランスと3人で夕食。訪ねるたびごとに、少しずつ空気がほぐれているような気がする。

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7月28日(月) 晴れ

朝、まず土産の時間。社長には日本酒、娘さんには日本茶と、それぞれの好物を渡す。そしてフォトグラファーの息子には写真集をプレゼントした。呼び出された彼はそれを手にとるとさっそく封を開けてめくりだし、Moriyama?と訊ねる。Si,siと私。Perfect!と彼。maestro grandeと言ってみるとうんうん頷いている。ここからフリーランスを通して会話。私は彼に森山大道の『新宿+』をプレゼントしたのだ。なにより彼が気に入ってくれてよかった。森山と荒木はイタリアでも有名だと彼。いいヤツである。以前、彼のモノクロームの写真を眺めていてこのプレゼントを思いついたのだ。今回の商談には初めてこの息子も参加した。

夜。社長、息子、その彼女、私、フリーランスの5人でディナーをいただく。屋外のテーブルの上には蝋燭の明かりがゆらゆらとしている。フリーランスは単なる通訳ではないため、ぼくが会話の流れからしばしば置き去りにされてしまうのは以前と変わらないが、それでも少しずつうまく絡めるようになってきている。関係がよくなっていると感じる。

深夜、ホテルの部屋に戻るとすぐにトイレに駆け込み、嘔吐。善意を拒むわけにもいかないので、極力、勧められたものは食べるようにしているのだが、今回は限界を超えつつあるようだ。

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7月29日(火) 晴れ

午前、簡単なミーティング。そしてお礼を言う。社長から、広告写真などでなにかあったら息子に相談してください、素敵なプレゼントをもらったので彼はよい対応をしてくれるでしょう。と言われる。よい訪問になった、と思った。今回こそ戻ったらイタリア語を憶えよう、とも思った。その後、社長と三人で昼食。歩きながらぽんぽんと肩を叩かれる。スキンシップは初めてのことでうれしく思う。

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空港。時間があるのでラウンジに侵入を試みる。Buon Giornoとチェックをかわし入るがたいした飲み物が残っておらず、すぐに出る。夕刻、空路で移動。空港からタクシーに乗り、ホテルへ。チェックイン、荷解き、それから少し歩いて、親子丼。ビールは残す。オペラ通りの裏の路地には以前から日本料理屋が多く並んでいるのだが、いまはさらに増えて2件に1件はそうではないかと思えるほど。しかしユーロが馬鹿高い。親子丼にビールで2千円を軽く超える感覚。異常な相場である。なにも買えない。

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7月30日(水) 晴れ

どさくさまぎれに、今回の出張ではこの街でも自由時間を得た。ぶらぶらして、サンドウィッチの昼食、そしてポンピドゥに足を運ぶ。常設展と企画展で約三時間。それから土産を買い、空港へ向かう。しかしトラブルでターミナルに入れず。不審物が見つかったとかで物々しい雰囲気。といっても半時間ほどで厳戒態勢解除。チェックイン後、ラウンジへと向かう。が、排除される。ガードの堅い女性だった。

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7月31日(木) おそらく曇り

夕刻、空港からバスでTCAT。そこから地下鉄に乗る。近所でラーメン。ビール。ころころスーツケースを転がしながら自宅へと向かう。商談相手に土産を買っていくようになったのは今の会社で仕事をするようになってからだ。ビジネスの文脈の中に贈与の瞬間が割って入る。その裂けるというか横切る感じがいまでは気に入っている。そしてその影響がビジネスの中に撒き散らされるのだ。また、国内とは違って、向こうではビジネスの文脈から逸れる話題、例えば今回であれば森山大道やマイルス、日本酒、神道、干支のことなどを食事のときなどに話すと会話が膨らむし、人間関係を築く助けとなる。こうした逸脱は私にもできるささやかな革命のひとつである。夜、土産にもらったグラッパをぐいとやって、寝る。

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機内で観た映画:『SIDEWAYS』、『Drillbit Taylor』

機内で読了した本:『Art Anthropology 01』

少しだけ読み進めた本:『神曲 地獄編』

パリで観た企画展:
『Traces du sacré』、『Dominique Perrault』、『Tatiana Trouvé Prix Marcel Duchamp 2007』
posted by Ken-U at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

三連休

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梅雨が明けている。今週末は三連休。

7月18日(金) 曇り一時雨

ある専門学校の招きで、教壇に立つ。90分で、自分の経験やらなにやらを話せという。で、木端微塵。準備不足もあり、なんとなくは予想していたのだけれど、アウェイの空気に気圧されたこともあって、予想以上にぐだぐだなクラスとなった。90分が死ぬほど長かった。でも、それでいいのだと思う。自分の至らなさや、彼らとのギャップを肌身で感じられたのがなによりだった。私は失敗を恐れない。無様でもいいのだ。自身の成長のためには、アウェイの経験は多いほどいい。何事も経験。

夜、去年再会を果たした高校時の同窓生3人と飲む。男ばかり。電車にて帰宅。

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7月19日(土) 晴れ

寝坊。遅い昼食に蕎麦。帰宅後、紅茶。洗濯とか。少し疲れている。夜はめかじきのソテー。ソースはとくになくオリーヴオイルでさっぱりと。ブロッコリー、じゃがいもを茹でて添えた。特売のCAVAを空ける。うちでボトルを空けるのは珍しい。

*****

7月20日(日) 晴れ

やや寝坊。昼はカツカレー。一旦帰宅後、外出。渋谷まで歩く。鴨はいつも人気者だ。で、映画。うーん、いまひとつか。その後、ABCに寄ろうとするも停電とかで休業。ビルの谷間から空を見あげる。雲がかかっている。歩く。地下鉄。夜はスパゲティ・ポモドーロ。ほどよく仕上がっている。

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7月21日(月) 曇り

やはり寝坊してしまう。しかも、冷凍保存用のトマトソースがシンクのへりに放置されていることに気づき、愕然とする。しかし気をとり直し、なにも食べずに美容院。いつものサッカー、業界の話題。その後、冷やしラーメンを軽く。地下鉄で渋谷。仕事がらみの買い出し。取り引きしている人たちのことを思い浮かべる。気は重いが体は軽い。帰宅前に長崎ちゃんぽん。部屋でビール。東京の結果が気にかかり、PCの前に腰をかける。またビール。

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寝相のせいか、ここのところ少し腹がゆるい。

連休中に観た映画:『コロッサル・ユース』
その前に観た映画:『ぐるりのこと』
posted by Ken-U at 23:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

代休

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7月4日(金) 晴れ

金曜は代休をとった。午後、蕎麦を食べ、渋谷をぶらぶらしてから映画を観て、その後、六本木で絵を鑑賞。暑かったけれど、よい休日だった。

美術館を出ると同時に携帯がぶるぶるし、呼び出し。すぐ近くにあるいつもの店で食べて、飲んだ。珍しく男ふたりで飲む。彼は去年から半年ほど無職で、先々月、やっとのことで職に就いた。目の前で、再就職祝いにあげた名刺入れをぱらぱらされる。嬉しそうにしている。最後は池尻に移動し、さらに飲む。男は仕事の話が好きだなと思う。ぶらぶら歩いて帰宅すると5時過ぎ。朦朧としたままシャワーを浴び、寝る。

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7月5日(土) たぶん晴れ

昼過ぎに起床。と同時に、今日はおとなしくしていようと心に決める。昼は近所で蕎麦。それからスーパーで買い物。帰宅後、紅茶と洗濯やら掃除やら。夜は和牛のソテーにバルサミコソース。それにじゃがいもとアスパラを茹でて添えた。ワインは軽めのキャンティを冷やす。ここ数年、夏は軽めの赤ワインを冷やして飲むのが定番になっている。邪道だが、蒸し暑い日本の夏には合うと思う。

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7月6日(日) 曇り、ときどき晴れ

正午すこし前に起床。昼は近所の洋食屋に足を運ぶ。で、紅茶。洗濯。その後、渋谷まで歩く。ロゴス、ハンズで買い物。それからセールのひやかし。心がすこし揺れる。が、高かったのであきらめる。黙々と歩く。シャッターを切り、歩く。夜はぶりの照り焼き。ほうれん草のおひたしとキムチを添える。照り焼きはまずまず。少しずつだが腕が上がっている。

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代休をとって観たもの:
『歩いても歩いても』、『エミリー・ウングワレー展』(カタログも購入)

まだここに記録できていないもの:
『fabric 39』、『GIRODIBANDA』、『ねむり姫』、『Life,Love』、『森山大道レトロスペクティヴ』、『狩猟と編み籠』、『浄土』

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『神曲 地獄篇』を購入。今月、映画をあと2本は観たい。
posted by Ken-U at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

GW

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5月6日(火) 晴れ

ゴールデン・ウィークが終わった。最終日の6日は公園でフリーマーケットに参加。といっても、お手伝いていどの出品で売り上げは数千円。でも無いよりはよい。現地には3時間と少しの滞在だったと思うけれど、充実していたのか、長く感じた。

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途中、友人の息子を遊具で遊ばせようとしたらブランコがいっぱいで、付近をうろうろしていると、ぶーぶーに乗る、と言い出したので、長い列に並んで、足でペダルをこきこきするタイプの子供用人力ゴーカートみたいなものに乗せた。しかし車は息子にまだ少し早かったようで、足をペダルに添えてあげたのだけれど、ペダルが遠くなると足が離れてしまい肝心のこきこきができない。しかしそれでも彼は運転をあきらめることができないようで、ペダルから足を離すと、やや前傾姿勢になりちまちまと地面を蹴って車を前進させ始めた。おいおいと思いながら車の後を追う。始めはハンドル操作もおぼつかないが、少しガイドをしてあげるとすぐに覚え、そのあとは自分で車の向きをコントロールしている。それからコースを一周しても車を明け渡すことをせず、それから三週くらいはしたのか、その間にも脇道に入ったりコースを逆送したりいろいろ時間稼ぎしながらドライブを満喫していた。ほんと、男の子は車の運転が好きなのだなと思った。

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その後、友人と別れ、自宅でビールを飲みながら東京対名古屋をTV観戦し、それから緑道を散歩。

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緑道の小川の脇で、阿呆なかっこうをしている子供を2、3発見。ザリガニ釣りなのだろうか。川面に垂れた糸のさきっぽを眺めつつ、無言で通り過ぎる。春の風が心地よい。

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GW中に観たもの:

『バウハウス・デッサウ展』
『ウルビーノのヴィーナス展』
『ブレス』

***

GW中に買ったCD:

『GIRODIBANDA』

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それ以前に観たり買ったりしていてここにまだ記録してないもの:

『イヨマンテ − 熊おくり』
『ダージリン急行』
『椿会展』
『fabric 39 Robert Hood』

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これらの記録だけで今月が終わりそうだ。
posted by Ken-U at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとコマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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